page.16 バックログ

蒼「おはよう」


望「あっ、おはよう蒼人くん」


咲「あんた遅いわよ?」


蒼「仕事には間に合う時間さ」


咲「望ちゃんが退屈そうにしてたわよ」


蒼「と言われても…」


咲「とりあえず、朝食は作ったからさっと食べちゃいなさいな」


望「いただきまーす」


咲「蒼人は仕事として…望ちゃんはどうするの?」


望「え?私は蒼人くんには付いて行こうかと」


蒼「今日は付いてきても暇なだけだぞ?」


望「終わったあとに出掛けられるから」


咲「あらら、じゃあ私が暇になるわね」


咲「ならせっかくだから私も仕事場に付いていくわ。お土産も用意してたからそれをあげるついでにも」


蒼「授業参観かよ」


咲「なんなら送っていくけど?」


蒼「俺はどっちでも構わないんだが」


望「車?」


咲「望ちゃんは興味津々みたいね」



………



部「おはよ、蒼人くん」


蒼「おはようございます」


咲「お世話になってます、蒼人の母です」


望「蒼人くんのお友だちです」


社「こんにちは、咲希さん」


咲「あら社長さん、お変わりなく」


社「君も若いね。ここから飛び出したとき以来かな?」


望「んん?それって」


蒼「母さんは元々ここの社員だったんだよ」


社「厳司くんとは入れ替わりだったからね」


部「じゃあ、アタシの先輩に当たる方なのですね」


咲「社長も頼もしい人を私の代わりに据えたみたいで」


蒼「ほんとに怪人だよ」


部「あおとくーん?」


牧「おー、蒼人来てたのか~」


蒼「おう、誰かと思ったら地獄の日報に苦しめられている牧人じゃないか」


牧「わかってるんなら手伝えー」


蒼「今日は芙由は?」


牧「女友達と明宮に行ったよ。頑張って!だとさ…応援は嬉しいけど、嬉しいけどよー」


蒼「今回は自業自得だがな」


咲「あんたも良い感じに社会人してるのね」


蒼「まだ駆け出しだよ、作る仕事の方は大分慣れたけどな」


咲「いいのよ。ここでは作る力が大事なんだから」


社「咲希さんは荒削りだけど速かったからね。荒削りだけど」


咲「しゃちょー、何で荒削りって2回言ったの?」


部「その辺は蒼人くんとお母様で結構違うのね」


蒼「初耳です。良いネタを掴みました」


望「あ、蒼人くんが意地悪するときの顔になってる」


咲「蒼人は私にも容赦ないのよね」


蒼「人聞きの悪い」


蒼「とりあえず、自分の日報…ついでにも牧人の日報を手伝ったら俺は帰ります」


社「あぁ、どうぞ自由に」


部「アタシと芙由ちゃんは昨日最後に社長に提出したから本当は自由の身なのよ。でも牧人くんがズルしないように見張り役としてね」


牧「くぅっ!」


蒼「お前、信用ねえな」


望「どのくらいで終わりそう?」


蒼「俺個人のものなら昼には終わるだろうな」


咲「とりあえず、蒼人は自分の分を済ませなさいよ。そこの友人の日報とやら、私が手伝ってやろうじゃないの」


蒼「母さん、出来るのか?」


社「咲希さんできるの?」


咲「二人とも失礼な」


社「いやぁ、咲希さんの報告書っていつもやたら雑で読むのが大変だったから」


咲「私だって新しい会社で報告書は作ってます。大分綺麗になったんですから」


蒼「へー」


咲「あおとー?自分の親を信じてないなー?」


社「まあ元社員だし、手助けにはなるかもね。ちなみに今時期は夏祭りの屋台製作だからね」


咲「はいはい、わかってますって」


牧「それで、この人は蒼人の母さんか?」


蒼「今更だがそうだ」


牧「さばさばしてて格好いい人だな」


蒼「がさつって言うんだよ」


………


蒼「…よし、大体終わった。社長、チェック良いですか?」


社「うん」


部「アタシも見るわよ」


社「…あぁ、大丈夫そうだね。組み立ての手際の効率化が判ればより詳しく書けたかもね」


蒼「まだ未熟ですから」


部「自分でそれを言っちゃダメよ。勤めてる以上はプロなんだし」


社「なんにせよ、蒼人くんはこれで終わりだね。一週間のお休み楽しんできてね」


蒼「ありがとうございます」


咲「社長!出来ましたー!!」


社「…何で君が率先して提出するんだい?」


咲「いやー、つい」


牧「マジで速度は速いんだな」


社「うーん」


咲「どうよ?」


社「やっぱり読めないね。内容は確かに的を得てるけど、字が暴れてて…」


咲「仕様です」


社「それは部外者の君の仕様だよ?」


咲「大目に見てください」


社「これ、牧人くんの日報だよ?」


蒼「ああやって押し通すのか」


社「まあ、不思議と報告内容は問題ないから牧人くんも終わりだけど…あまり若い人を甘やかさない方が良いと僕は思うよ」


咲「これは私のプライドの問題ですから」


社「うん、そうじゃなくてね?」


望「蒼人くん、お仕事終わったの?」


蒼「終わった…らしいな」


咲「さて!蒼人の仕事も終わったことだし、ここからは夏休みよ!」


望「待ってました!」


蒼「だが無計画だ」


咲「どうしましょうか?車もあるから明宮とかその辺だって行くことはできるわよ?」


蒼「他に用事もないし」


望「明宮にしよっか」


………


咲「蒼人が起きてくるまでの間に望ちゃんの事は色々と聞いたわ」


蒼「ああ、出自のことか」


咲「大変よねー、親類を誰一人知らないなんて。私なら血眼になって探しだして、怒鳴りつけてやるわ」


望「あはは…」


咲「でも、蒼人はどうしてこの子を家に居候させたのよ?」


蒼「まあ、夏風邪引いてバス停で倒れてた女の子を介抱したついでだよ」


咲「それは聞いたわよ。そうじゃなくて、何でこの子を警察とか病院じゃなくて家に引き取ったのか、よ」


蒼「うーん…何でと言われると」


咲「つまり、何となく直感的にそうしようとしたと?」


蒼「そうだな、今答えられる最適解はそれだろう」


望「でも、そのお陰で私はこうして色んなことに出会えたから、私は感謝してるよ」


咲「………そうね」


蒼「母さん?」


咲「いや、あんたが優しい子に育ってくれて私も安心したのよ。知らせには驚いたけど、こうして見てる限り、二人は仲良しみたいだし」


望「えへへー」


蒼「顔が蕩けてるぞ」


望「後ろの座席にいる私は見えないでしょ」


蒼「見えなくてもわかる」



………



咲「へぇ、明宮も立派な街になったわねー」


蒼「あ、そうだ。母さんにも何か通過儀礼をしてもらおう」


咲「何よ、通過儀礼って?」


蒼「うちの部長から望の服一式、俺からはこいつの付けてるブレスレット。それぞれ望に何かをプレゼントしてるんだ」


咲「つまり、私にも何か望ちゃんにプレゼントをしろと?」


望「えっ!?あ、あのっ!私は別に………」


蒼「プレゼントと言えばそうなんだが、望をと言ったならどうだ?」


望「蒼人くん!?何を言って…」


咲「…はは~ん。あんたもなかなか良い趣味してるわね」


望「すごくやる気だ!?」


咲「いいわ!その提案全乗っかりよ!」


望「え~~~~~!?」


蒼「よかったな望。服が増えるぞ。しかも結構たくさん」


望「嬉しいけどなんだか複雑だよ~」


咲「望ちゃんは特徴もあるし小柄で可愛らしいから、色々試せて興味が尽きないわ」


咲「じゃ、私について来なさい。あぁもちろん蒼人もよ!たくさん荷物持ってもらうんだから!」


蒼「へいへい」


望「あ~~~~~~…………」



………



望「~♪」


蒼「で、クレープを食べたら今の状況もまんざらじゃなくなったと」


望「クレープに罪はないからね」


蒼「なんだ、まるで俺たちが罪深いみたいじゃないか」


望「私を着せ替え人形にするよう吹き込んだのはだれかなぁ?」


蒼「知らんな」


咲「私は楽しかったわよ。なんだか娘ができたみたいで嬉しかったし」


望「むすめ…?」


咲「家に居候してるなら私の娘も同然よ。私には蒼人しか子供はいないからね。新鮮なのよ」


望「あ、ありがとう…」


蒼「つまり、俺の義妹にあたるのか」


望「あおとくん?」


咲「さて、用事も済んだし…どうしましょっか?」


蒼「そういえば、結局父さんは予定が付かずなのか?」


咲「あぁ、私が聞いたときには一両日中にとは言ってたけど…音沙汰ないわね」


望「蒼人くんのお父さん?」


咲「そう、東也さんっていうの」


咲「でも東也さん、何だかんだで仕事をしてそうで心配だわ」


蒼「心配でも確認の連絡はしないと」


咲「まあ…率直なところ夏場にあまり会いたくはない…から」


蒼「自分の夫だろうに」


望「どんな人なの?」


咲「私にも蒼人にも似てない人よ」


望「似てない…?」


咲「別に深い意味があるんじゃなくて、東也さんは所謂、熱血漢なのよ」


蒼「つまり、部長みたいだけど純粋におとこな人って訳だ」


望「へぇ」


蒼「裏を返せば暑苦しいとも言うがな」


望「なるほど、私と正反対なんだね」


咲「そうねぇ…望ちゃんと会わせたら中和するかしら?」


望「えー…」


咲「冗談よ」


蒼「こんな二人だから、俺はありがたく冷静でいられるよ」


咲「あら、どこかに私や東也さんのような性格が混じってるのは確かなはずよ?」


蒼「良い方に向いてくれたならそれを感謝するよ」


望「ふふっ、そうだといいねー」


蒼「…何か言いたげだな」


望「なんでもないよー」


咲「さて、おやつも終わってすることもなくなったし…今日は一度帰りましょうか?」


蒼「望はいいか?」


望「あ、えっと…うん。咲希さんは」


咲「まだお休みはあるし、一日で遊び尽くしちゃったらつまらないからね」


望「夏祭りもあるし」


咲「そうねー、そういえば今回屋台何台くらい請け負ったのよ?」


蒼「46」


咲「よんじゅ…はあ!?私がいた頃の倍じゃない!!」


蒼「部長がかき集めてきたらしいな」


咲「しかもあの屋台ってせいぜい50くらいしか並ばないわよね?」


蒼「お陰様で九割打点だよ」


咲「ぐぬぬ、あの女男おんなおとこな部長侮れないわね」


蒼「7月半ばにはもう作業始まってたからな」


咲「まあそうよね。その台数なら相当早くから準備しないと追い付かないものね」


望「私は時々見に行ってたよ」


咲「あの作業場で業務用扇風機で…さぞ大半だった事でしょうね」


蒼「望が扇風機の前に立って空気を冷風に変えたりしてたから」


望「それに、明乃ちゃんたちも来てくれたし」


咲「おやぁ?また聞いたことのない名前」


蒼「更月って言えばわかるかな?」


咲「更月って………冷泉神社の?」


蒼「やっぱり知ってるんだな」


咲「…まあね、多少は」


咲「そう、あんたも随分交流が深くなったのね」


蒼「独り暮らしの恩恵だよ」


咲「そっか、更月さんの所とね…」


望「神社の女の子とも仲良くなったんだよね」


咲「…なんかあんた、いく先々で女の子と仲良くなってない?」


蒼「偶然だと思ってるよ」


咲「その子って幾つなのよ?」


蒼「詳しく聞いたことはないが高校生らしい」


咲「うわっ、犯罪?」


蒼「母さんなら言うと思ったよ」


咲「あんた、年下の子とばかり親交が深いのね。その子も望ちゃんくらいなんでしょ?色々と」


望「色々って!?」


蒼「残念だかその通りだ」


望「ひどいっ!しかも残念って言った!」


咲「なんか、あんたの将来が心配になるわ…」


蒼「悪かったな。そういうのが重なっただけだ」



………



望「ただいま~」


咲「さて、じゃあ、望ちゃんの服もあるし、私と望ちゃんでちょっと衣装回りを整頓するわ。あぁ、望ちゃんが疲れてるなら私一人でやるから」


望「ううん。私もお手伝いするよ」


咲「蒼人、私の部屋に運ぶだけ運んでくれる?」


蒼「へいへい」


蒼「じゃあ、軽い夕飯で素麺でも作っておくよ」


咲「そうね。暑い日にはそういうのがいいわ」


望「ぶっかけそうめん?」


蒼「いや、具材がないから普通の素麺だ。代わりに何かおかずも作ろう」


咲「よろしく~」


パタン


蒼「さて、三人前か」


ピンポーン


蒼「ん、はい?」


明(こんばんは)


蒼「おう、明乃か」


明(この間は楽しかったです。それで、明日はお休みですか?)


蒼「あぁ、俺は夏休みに入った」


明(浴衣が用意できたので、着合わせにとお誘いを)


蒼「あぁ、そうだな」


明(車が見えましたが、お客さんですか?)


蒼「いや、うちの母さんだよ。この間の夕飯の後に帰ってきたんだ」


明(でしたら、蒼人さんのお母さんも一緒にどうぞとお伝えください)


蒼「あぁ、伝えておくよ」


蒼「ところで、あれから何か調は捗ったか?」


明(そこそこ、ですね。今は調べたことをまとめながら課題をこなしているので)


明(夏祭りの後にでもまた図書館に行って調べようかと)


蒼「またわかったら教えてくれ」


明(はい。それじゃあ今日はこれで)


蒼「また明日な」


パタン…


咲「あれ?お客さん来てなかった」


蒼「あぁ、さっき話してた神社の子だよ。明日俺や望が借りる浴衣の着合わせにどうぞ。だそうだ」


咲「あら、浴衣を借りるの?」


蒼「よかったら母さんもどうぞだって」


咲「あー…うん、そうね。ならご一緒させてもらうわ」


蒼「そっちは終わったのか?」


咲「まあね。私の部屋は望ちゃんに貸すわ。私は今はソファで充分よ」


望「本当に良いの?」


咲「ぜんぜん。ま、望ちゃんが好きな部屋で寝たいんなら私も止めないけど?」


望「好きな部屋………」


蒼「何の話だ」


………


咲「あぁ、私はもうちょっと整頓してるから、蒼人は休んでなさいな」


蒼「なら、そうさせてもらおう」


望「お先にお休みだね、蒼人くん」


蒼「あぁ、お休み」


蒼「ふぁ~…はぁ、母さんも何だかんだで結構買ってたな」


蒼「通過儀礼と俺は言ったが、余りあまり物をあげるのもよろしくないよな」


蒼「さて、明日は浴衣合わせか。どんなものを用意しているやら」


コンコン


蒼「ん?誰だ?」


望「………あの、蒼人くん」


蒼「なんだ?おやすみの挨拶にでも来たのか」


望「えっと、やっぱり咲希さんには自分の部屋で寝てもらいたくて、それで、私がどうするかと聞いたらどこでも好きな部屋でと言われたわけで」


蒼「落ち着け、話し方がごちゃごちゃになってるぞ」


望「あ、蒼人くんっ!」


蒼「なんだそんなに顔を近付けて」


望「も、もしよかったら…蒼人くんのお部屋で寝ても…いい…かな…?」


蒼「………」


望「な、何か言ってよ…」


蒼「…母さんの差し金か」


望「そ、それは私もわからないよ。咲希さんはどこでもって言ってそれとなく蒼人くんの部屋を指差しただけで…」


蒼「それは完全に確信犯じゃないか」


望「うぅ…」


蒼「…まあいい、廊下に立ったままも悪いし、中に入れ」


望「いいの?」


蒼「この際何も言わん。あとで母さんに尋問するだけだ」


………


望「蒼人くんの机の上、本とか書類が山積みだね」


蒼「家でも仕事をするからな、他人に見せる事なんて考えないし」


蒼「なんだったらお前はこのベッドを使えばいい。俺はどっかから布団を取ってきて…」


望「一緒にベッドで寝ちゃだめ…かな?」


蒼「………」


望「な、何か言ってよ~…」


蒼「お前、最近本当に遠慮がなくなってきたな」


望「そう、かな?ごめんなさ」


蒼「責めてる訳じゃないさ。ただの感想だよ」


望「そう?」


蒼「いきなりすぎてどうかしたかと疑う事はあっても、お前を責めるようなことはしないさ」


望「前半分の言葉が鋭いよ、蒼人くん」


蒼「すまんな。しかし、なぜまた急に?」


望「あ、うん」


望「…ちょっと前から、ちょっとだけ寂しかったんだ。別々の部屋で寝て、それぞれ起きて、それから一緒に動き始めることが…よく分からないけど、寂しかった」


望「だから、咲希さんにそのことを話してみたの。そしたら部屋は選んで寝ていいからって、それで蒼人くんの部屋を指差して」


蒼「ここに来たのか」


望「うん…」


蒼「…まぁ、そうだろうな」


望「ふぇ?」


蒼「お前は自販機あの場所で誰とも関わりなく独りで過ごしてた。恐らく俺があの時お前に気付かなかったら今も独りだったんだろう」


蒼「今までどのくらい生きてたかはわからないが、少なくとも今まで長い時間を独りで過ごしてきた」


蒼「…だから独りに戻りたくないんだろ?」


望「あおとくん…」


蒼「少し分かるんだよ。俺も母さんにこの家を渡されてから、何年か独りで暮らしてたからな」


望「あおとくん…私…」


蒼「せっかく独りじゃなくなったんだから、一人になりたくない…お前がそう思うのなら、俺も出来る限りそうしてやるよ」


望「…うん」


蒼「…ベッド、入るか?」


………


望「ありがとう、蒼人くん」


蒼「どういたしまして。少し不粋な質問をさせてくれ」


望「なに?」


蒼「俺、いつのまにか氷づけになってたりしないよな?」


望「…ふふっ、本当に不粋だね」


蒼「お前の体質は侮れんからな」


望「大丈夫。服を着てる私は氷のうみたいなものだよ」


望「…蒼人くんの背中、とても温かいね」


蒼「夏場は暑くて困るばかりさ」


望「それに、広い」


蒼「くっつきすぎると背筋が物理的に冷えるんだが」


望「でも、寒くはないでしょ?」


蒼「まあな」


望「蒼人くん、ありがと」


蒼「へいへい」


望「………すぅ」


蒼「…おやすみ、望」


Date-08/07

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る