事実は小説より奇なり~Truth is stranger than fiction~

プロローグ 『俺の物語の始まり』

「事実は小説より奇なり」ということわざを聞いたことはあるか？

意味は｢現実に起こる出来事は、作られた物語の中で起こることよりも不思議で面白いものだということ」らしい。

しかし、俺はこのことわざにかなりの違和感を覚える。なぜなら、今までの俺が過ごしてきた『現実』というものがあまりにも退屈で平凡で面白くなかったからだ。

だけど、高校2年の春の始業式つまり高校生2年生になったばっかの次の日にとある小説を見つけたんだ。

その小説を読んで体験してこの小説を書こうと思った。そう、現実に起こった不思議な体験だ。

さて、今の俺の話は置いといて、ここからは俺澤田章人が高校2年生のときに実際に体験したことを読者のみんなに伝えていく。