第16夜 鯨統一郎はどこですか?
こんばんは、よろしくま・ぺこりです。今日は元偏愛作家というか、最近お見かぎりの作家さんの紹介です。
「鯨さんのこと見かぎっちゃったんですか?」
ああ、たくさん文庫本を読んだけれども結局、鯨さんはデビュー作の『邪馬台国はどこですか?』を超える作品を出してない。そして、多作のためにファンが追いつかない。読んでも内容が強引でちょっと……プロの作家さんには失礼だけど言っちゃお。つまらないものが多い。
「傍点つけて強調しますか」
ああ、ぺこりは何者にも属さない、フリーランスだから言いたいことははっきり言う。鯨さんの本格ミステリーはつまらない。全部とは言わないけれど、多作になってから質が落ちた。
「訴えられませんか?」
鯨さんがこれを見るわけないだろ。安心しろ。
だから結論から言って鯨さんは『邪馬台国はどこですか?』だけ読んどけばそれでよし。他に読みたかったら『タイムスリップシリーズ』を読むといい。ミステリーじゃないから気楽な読み物として読めば面白い。
「あとは言いたいことないですか?」
特にないけど、鯨さん、覆面作家のはずなのにGoogle検索したら思いっきし、顔が出てやんの。覆面作家やめたのかな?
それから、2015年、『冷たい太陽』で第15回本格ミステリ大賞候補になっているから、面白さ戻ってきてるのかな? という印象。でも読んでいないから分からない。
総論としては鯨さん、書きすぎ。もっと一作一作に力の限りを尽くしてほしい。『邪馬台国はどこですか?』を出すときはそうだったでしょ。その時の気持ちを忘れないでほしいな。ああ、鯨さんの自伝的小説『努力しないで作家になる方法』にはデビューまでの鯨さんの苦労が描かれている。この小説は、作家を目指す人、必読だ。
短いけどこれで終わりです。
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