自分の望む世界を作り出せる能力があるからといって、幸せになれるわけではない自分が思っている幸せなんてものは虚像だったり、誇張だったり、幻影だったりする寂しさと静けさと激情を混ぜこんだ素敵な文章でした!ルビの振り方に雪車町さんの試行錯誤のあとが見える気がしますそれで、ここから始まるストーリーはいつ読めますか?
愉快なお姉さんやヒーロー肌の同級生が本当に魅力的で、彼らを愛でているだけでも本当に楽しめるのに、京極夏彦ばりのリアルなオカルティズム。好みにドンピシャなのもありますが、それ以上に今の時点で物凄い完成度の作品です。ああ、続きが気になる、気になる。