第3話 立てたフラグ(伏線)。

 フラグを回収、フラグを折る。伏線を引く。物語を書く上で、私が凄く重視していることです。

 これ以上に重要なことってなんだ?そんなくらい。


 私はうごメモ畑出身ですからそう思うのでしょうが。キャラの手を振るときに、余動作と言うか、神経や筋肉の存在を考えたとき、どうしても動き始める為に一コマ必要なんです。秒に換算すると十二分の一とかそんな世界なのですけれど。


 息をのむ瞬間があったり、じりじりとじれったがるように手が動いてしまっていたりとかすると、キャラが生きるんです。世界に飲み込まれるように。

 人間結局、隠し事ができません。理性の薄い動物になると特に。サルは隠し事もしますが、犬になるとばれます。猛禽類の鳥になると痛みを我慢しますが、スズメは気が動転して暴れます。


 これは、人間にある特徴ですが、心理学の前では嘘は行動によく表れます。人は秘密を持っていると人格に深みが増し、秘密をばらしてしまいたい欲に駆られます。それがよく表れている簡単な伏線なら、「例の」だとか「あの人の」だとか、謎な言葉がテンプレートです。伏線回収も実にやりやすい。


 意味のないフラグはあまり立てない方がよろしいかと。アニメは一期、二期などの短時間が勝負です。有名な小守ロボットやませた幼稚園児、大望を抱くゴム製少年、物凄く成長する努力チート忍者なんかの有名な所とケンカしようと思ってはなりません。強調したい事柄に対しての伏線で十分だと思います。


 いつ、伏線をはったのか、何話後にそれを回収したのか、が重要だと思います。あまり時間が経ってもいけないですから。しかし…「遠くの風」は伏線回収に時間がかかりそうですね。精進、努力あるのみ。


 フラグを折る。え?となる展開でしょうか。恋愛鈍感男子を装いたいならば、少女と二人きりになるのを避けるのがよいでしょう。死亡フラグを折るのは主人公の役目かと存じます。

 あ、逆に死んでしまうはずのないシーンで死んでしまうとか。探偵が事件解明したら、崖から突き落とされるか?教室で授業を受けていたら、窓の外から死体が落ちてきて、それと目が合うと、気付くと自分が落下していたとか。そうだ、事件を解いた探偵が、殺人の犯人とか…ね。

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