面白い話にリアリティは必要ない?
こんにちは、風嵐むげんです。また一ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
この一ヶ月何をしていたかと申しますと、特にこれといったことはしていません。一つ歳をとったり、今年始めて外食に行ったり、腸活に目覚めたりゲーミングパソコンを買ったりしてました。
やはり新人賞に出ないと張り合いがないですね。ただ、最近は色々な本を読んでいます。ラノベだけじゃなくて、エッセイとか心理学書とか。気持ちに余裕があるから何でも楽しく読めますね。
で、ふと思ったのですが。面白い作品にリアリティって必要ないんですかね? カクヨムでは言えませんが、ウェブ小説でヒットする為に、みたいな下心丸出しな本を読んだんですけど、そこにとある人気歴史ウェブ小説作家さんのインタビューが載ってたんですけど、なんて書いてあったと思います?
『自分は特に歴史に詳しいわけではない。もしも歴史の描写で間違いがあったら詳しい読者の方が教えてくれる』
ですって! 凄くないですか、この発想! 信じられないんですけど!
というのも、今までの私はたとえファンタジーであっても描写は出来るだけ正確に書くべきだと思っていたんですよ。大剣を背負ってるキャラがソファで寝る時はどこに剣を置いてるかとか、異世界にものを持って行く時は出来るだけ環境破壊に繋がらないものにするとか、山道も走るだろうからこのキャラの愛車は四駆だとか。
もちろん、私はどちらかといえば世間知らずな人間ですから私が気がついてないところでとんでもないことを書いているかもしれないのですが。そんなことばかり気にしていたのですが、もしかしたらそれが私の小説の欠点でもあったのかもしれませんね。
最近再放送してるDr.コトー診療所も、よく見ればとんでもないんですよ。漁船の上で虫垂炎の手術とか、人工心肺もないのに大動脈の手術をするとか、現実では絶対に不可能なんですよ。でも、そこで不潔な場所で手術したので術後感染しましたとか、人工心肺がないので手術できませんとか言ってたら面白くないしそもそも話が進まないんですよね。
それに、この作品での面白さは、最初は余所者扱いされてたコトー先生が天才的な技術でどんどん患者を救っていって島の人達に受け入れられていくってところにあると思うんですよ。
私が覚えているだけでも、虫垂炎、大動脈解離、脳外科手術などなど。そんな手術出来る外科医って存在する? って思いますが、創作ですからそれくらい大げさだからこそ面白いんですね。
すごく勉強になりました! ちなみに、下心丸出しな本で他に学んだのは『うだうだ言ってないでひたすら書け』ってことです。
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