第1271話 発光体の秘密へ

しかし、データファイルにアクセスしてみた所予想に反してデータにすぐにアクセスする事が出来、コンスタリオ小隊は少し拍子抜けする。


「このデータにはパスワードは仕掛けられていないんですね、さて、ここから何が出てくるのか……」

「それは今から調べるしか無いわね、さて、何が出てくるのか……」


少し拍子抜けしたものの、直ぐに内心を締め上げてデータファイルの中身を調べ始める。

そして調べていくと前方のプラントで生産されている兵器らしきデータの一覧が表示される。


「この一覧にあるデータの兵器一覧が全て目の前のプラントで生産されているというのですか……」

「そう考えると恐ろしい物があるな……これだけ色々な兵器を生産出来る余力があるという事になる」

「それ以上に不可解なのは発光体ね、それについての記述があるか無いかを最優先で調べる必要がある、私の内心がそう囁いているの」


データをみたコンスタリオ小隊が口々に感想を述べた後、更にデータを調べていく。

そして中核の発光体のデータを調べる為にそれを搭載している兵器のデータを探し始める。

少しの時間の後、発光体が使われている兵器のデータを見つけ出す事に成功する。


「兵器のデータが見つかりましたね、そして発行体のデータを調べる事が出来るか、其の点を調べる事が出来るのか」

「其の点を確かめる為にも今から試すわよ!!」


シレットとコンスタリオがそう会話を交わした後、発光体の部分に画面のカーソルを合わせるとそこから派生するファイルが有る事が示される。


「ここからデータにアクセス出来る様ね、でもそれ以上に気になるのはここからアクセス出来る自体が気になるわ、此れが重要なデータであるならね」


コンスタリオが告げた言葉は一瞬理解に苦しむような部分があったが、直後にシレットとモイスは其の意味を理解した。


「確かに、重要なデータであればこんな易易とアクセス出来る様にはしねえよな、それをしてるって事は、このデータは少なくともこのデータベースを構築した奴にとっては重要じゃねえのか、それともここからもアクセス出来る様にしておく必要があるのか……何れにしても調べられるのであれば好機と考える他ねえか」


モイスがこう告げるものの、最後の一言に集約されている様に現状の問題が収束されていた。

それを理解しているのか、コンスタリオはモイスの言う通りに発光体のデータファイルを開封する。

そして目の前に表示されるデータを確認する。

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