第3話 LARPとホラーはすこぶる親和性が良い!

 ホラーでLARPといえば、お化け屋敷。


 あれはまさにLARPの一種で、屋敷の中を歩くだけなのに、お化けの実在する疑似世界に迷い込んでしまった現代人をそのまま五感で体感している。暗闇と怪異は非常に「入り込みやすい」要素であり、世界観に寄るけれど、演出として盛り込むことをお勧めしていきたい。


 闇というものは日常に必ず存在するもので、古来よりあるものだ。本来は親しみを覚えるはずなのだが…闇は昔から危険と隣り合わせ(野盗に出くわしたり、野犬に襲われたり等)なこともあり、人は無意識に闇を避けがち。怪異がそこからよく出てくるのも、そういった意識から連想されたものなのかもしれない。闇は日常から非日常にシフトしやすい意識の扉なのだ。だからこそ、割と簡単に再現できるのに、非日常を演出しやすい暗闇はLARPで大きな効果となるだろう。


 同じ理由で恐怖心も、日常でも感じやすい分、LARPでうまくスパイスに使うと大きな効果があると著者は思う。

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