事務的な手続きの話
今回は事務的な手続きの話。実際にイギリスで引っ越しを考えていない人にはおそらく何の面白みもない内容です、と最初に断っておきます。
引っ越しを決めてから何をしたか。とにもかくにも、大家と契約をしなければならない。これは、ケースバイケースで、不動産屋が間に入って大家の代わりに契約を代行する場合と、大家と直接契約する場合がある。今回は後者で大家との直接契約だった。
契約の際にはInventory Checkと呼ばれるイベントがある。これは入居前に物件の状態を大家(または不動産屋のスタッフ)と確認する作業で、例えば壁に傷があるだとか、棚が一部壊れているだとか、そうゆうところをチェックする。
そして退去時にまたこのイベントを繰り返し、物件にダメージを与えてしまった場合は入居時に払うデポジットから引かれる。日本でいうところの敷金やら保証金と関係するものであり、日本人にも理解しやすい。
大家との契約が終わったら、今度は各手続きに入る。これは日本と大して変わらないと思うが、運転免許証の住所変更や郵便関係の手続きといったところだ。ただ、水道や電気は不動産屋が代行してくれることが多い。ありがたや。
そして手続きを忘れてはならないのが、かかりつけ医の再登録だ。イギリスの医療制度をしっかり説明しようとすると、長くなるのでアッサリ説明する。イギリスの医療事情は探せばいくらでも出てくるので、興味がある人は調べてみると面白いかもしれない。
イギリスでは一人ひとりが近所のかかりつけ医に登録し、体のどこが悪くなっても、そう、目が痛くても高熱でも下痢が止まらなくても、そのかかりつけ医のところにまずは行く。そこで、かかりつけ医の手に負えないと判断した場合は専門医に紹介されていくという流れ。
ちなみに、緊急の場合は救急に行くか救急車を呼べばよい。ただし、地域によっては救急車が3時間待ちというのも聞いたことがあるので、誰かに救急につれて行ってもらう方が早いかもしれない。
ということで、引っ越ししたらこのかかりつけ医を再登録しないと具合が悪くなった時に困るので登録必須だ。
他にも在留届の変更や、携帯電話やら家電話、インターネットなど細々したものを手続きすれば住所的には引っ越し完了。めでたしめでたし。
手続きが面倒で煩わしいのは日本と変わらず。ただ、イギリスは事務手続きが滞ったり忘れられたりすることがしばしばあるので気を抜いてはいけない。
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