本当に、本当に、大切な人へ
こうやって手紙を書くのは、
これで最後になるかもしれない
元気ですか
いや、こんなことを君に言うのは失礼だな
僕は
元気です。
あの日から、もう何年も月日が経ってしまって
皆の顔も見ないうちに
僕はたくさんの記憶を失ってしまった。
でも
大切な人たちの記憶だけは
こうやってペンを持っていると
頭の隅にふわりと
甦ってくるようで
涙が出てしまいます。
僕は、
貴方に謝らなければいけないことが、
あります。
僕は
貴方とした約束を
守れそうにありません。
僕は本当の貴方を
大切な人を
忘れようとしているからです。
僕は、
あれから「降りた」時から
その瞬間から、
きっとそう決めていたのです。
貴方がくれた、このペンダ ト
貴方がく た、数々の大切な記憶
最後にあなたが言 てく た言葉
貴方は忘れ いてくださ 。
懐か い
光が差 込む の
未来を待つ いう輝く心と
そ を歩む日 の中の
あの一日。
この手紙が届 頃はき と、
「僕」達が空 旅立とうと、
し いる頃 と思う。
最後に一つ け、
お願 が、あ ます。
お願い ます。
あの日の を
友 たちを
大切な を
行 いでください。
こ で最後の、ほんの少 だけの罪 ぼしにな なら
幸いです。
どうか。
どう 。
お願い
お願いだ
頼む
あ 日に、戻 たなら
あの日に、もう一度、戻れたなら―
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