ブルシットな俺の大体

スチュ・ミルフェイク/草田匿名

第1話 『クソ講師』

 訳者註:原文にはしばしば断片的で支離滅裂な箇所が散見されるため、原作者の了解を得て散文としての体裁が成立するよう訳者が再構成し、あるいはできるだけ日本的な表現に校正せざるを得なかった部分があることをご了承願いたい。また、どうしても翻訳不能である表現に関しては原文ママとする(詳しい事情についてはプロフィールを参照されたし)。また<>内の説明は訳者のできるかぎりの註とする。



 ホントにchootenだよマジ。アニメは確かに死ぬほど好きだけどそのせいで文学的想像力とかいうやつが貧困になるとかそうは思わない。はじめ俺はどっちかというと何か書きたかった。でもやっぱ何を書きたいかって訊かれたら何も思いつかなかった。例えばブコウスキーなんかはポートレイト見ていかしたジジイだなって思って実際に読んでみたりしたけど良さなんて全然分かんなかったし、これで作家のレジェンドみたいに言われるんなら俺でもいけるじゃんと思った。だからとりあえず創作学科に入ったはいいけど、俺の知りたいことなんて全然教えてくれなかった。そんときの先公がなんたらフレッチャーって偉そうな奴だったんだけど、「よっしゃいける!」と思ってそいつに提出した原稿をろくに読みもせずに課題を追加しやがったんだ。そんときのそいつのしかめっ面と、「稚拙すぎる。もっとプロットを練ろ、というかそれ以前の問題じゃないのか?」って吐き捨てられたシーンなんて、今でも腹立ってそいつのタマを握りつぶしてやろうかって思うよ。あいつらは所詮マエダ<おそらくは麻枝准氏のことと思われる>の凄さなんかゴミみたいなもんだと思ってるに決まってんだよ。


11.2 2009

<ここに記された日付はあくまでも彼の言説・文章を訳者が取得した日時を指し、彼が本文で語っている体験ないし主張のリアルな時期であるとは必ずしも言い切れない>

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