1-3 責任者との邂逅にて
スーツの男性はドアをあけて、
自分も特殊課の部屋にはいる。
座っているからよくわからないが、
体が大きく、筋肉質な体であり、
紳士のような髭をはやしている。
「君が新たな超能力者であるか」
そう言うと、男は自分の方を見る。
「儂は特殊課の責任者である。」
そう言うと、自分のことが書いてある、
書類を見ながら話す。
「君の能力は、反転であるな?」
「はい。自分はものを反転させる能力です」
「して、どれ位使えるのであるか?」
「まだ初歩的なことしか」
実際、まだ簡単なことにしか使えない。
自分でもどんな使い方ができるか
わかっていない。
だから、簡単なことにしか使ったことがない
「そうであるか。ではこの書類に
目を通すのである」
そう言うと、自分は責任者から書類を
受け取り目を通す。
その中に禁止事項の欄が目立つように
書いてある。
超能力者における禁止事項
1.超能力者同士の死闘を禁ずる
2.一般人に危害をくわえることを禁ずる
3.能力を私利私欲の為に使うことを禁ずる
4.能力は正しく使うべし
以上の事項を破った場合、厳しい処罰
及び能力を剥奪する。
自分は書類を読み終える。
責任者は読み終えたのを見て、
「何か質問はあるか?」
「では、この能力の剥奪とはなんですか?」
「うむ、君は以前超能力者の事件が2件
あったのを知っているか?」
「はい。なんでも、一般人を能力で
殺してしまったことですね?」
「うむ、それを受けて国は能力について
研究し、超能力を消す装置を
開発したのである」
「では、破るとその装置にですか?」
「うむ、そうなるのである」
なにやらとんでもないものを国は開発した
したらしい。
「では、君はこれから就職する店に
いってもらうのである。いいであるか?」
「わかりました」
「これからよろしく頼むのである」
責任者は秘書に目配せをすると、
秘書は部屋を出る。
自分も部屋から出ようとすると、
「少しよいであるか?」
責任者が自分に問いかける。
自分は足を止め責任者を見る。
「君は何故この世界から名前が
無くなったか知っているか?」
自分は何を聞かれているかわからず、
「なまえとはなんですか?」
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