1-2 政府の建物にて
階段をゆっくりのぼる。
5階に近づくと、黒のスーツを来て、
サングラスをかけたいかにもな男性の姿が
見える。
「すいません。秘書の方ですか?」
と自分はスーツの男性に話しかける。
「あなたですか?手紙の方を見せて下さい」
自分はポケットにしまった手紙を
スーツの男性に渡す。
男性は手紙を確認して、
「では、こちらです」
そう言うとスーツの男性は歩きだし、
自分も後をついていく。
少し歩くと黒いドアが見え、そこには
「特殊課」と書かれている。
「特殊課は主に数少ない超能力者の監視が
仕事になります。超能力者の発見や登録、
一般人と生活できるよう環境を整える
こともしております。」
スーツの男性は淡々と説明をした。
「あなたも超能力者ですか?」
自分はスーツの男性に質問をする。
「いえ、私には能力がありません」
スーツの男性はドアをのっくしながら
話をする。
「はいりたまえ」
ドアの中から野太い声が聞こえる。
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