第4話 今生きている事について

 じゃあ今すぐ死んだら良いんじゃないでしょうか。

 それは・・・やっぱり怖いです。


 死後の世界が理想の世界である証拠も保障もどこにもありません。もしかしたら今生きているこの世界より辛い事だらけなのかもしれません。「分からない」以上、容易く踏み込める領域では無い、とも思います。


 そして、やっぱりまだこの世界は楽しいですからね。楽しみを享受出来るだけ享受した後に死んでも遅くない。まだあのゲームやってないし。VRも気になるし。


 単純に、まだ生きていたい、死にたくない、と言うことなんでしょうが、果て僕は生きる事に執着しているのか。

 死ぬ事が怖いのは「未知」である事と、死ぬ際の痛み・苦しみ・気持ち悪さ・怖さなどの「嫌な物」があるからです。

 その「嫌な物」が取り払われれば、死にたい欲求は強くなります。

 例えば安楽死。ブラックジャックにキリコが登場した時は「便利な道具だ」と思ったものです。でも高いんだよなあ。


 理想の死に方としては、「朝眼が覚めたらそこは死後の世界だった」が良いです。いつかそうならないかあと片隅に思いながらも、寝て起きての毎日を過ごしているんだと思います。


 あ、分かりました。死ぬ努力も面倒臭いのです。

 僕は極度の面倒臭がり屋で、何をするのも面倒臭い。部屋を片付けるのも、服を選ぶのも、料理するのも、仕事するのも、風呂入るのも、もう色々面倒くさい(風呂は入るけど!)。小説やお芝居やアニメやゲームなど楽しい事でさえ面倒臭くなるのです。

 だから死ぬ為にあれこれ考えるのも面倒臭いし(どれくらいの高さなら死ねるか、とか)、死ぬ努力をすることも面倒臭い。いつか都合よく死なないかな、と思うだけの毎日、ということです。


 面倒臭いのは、生きることにおいてもそうなので、だらだらと何となく過ごしております。

 今は周りに色々と出来る優秀な人々が沢山居るので、その方達のおかげで今生きれています。


 今のモットーというか、こんな感じで生きてるなあ僕は、というのは、「今楽しい事をする」です。割と衝動的に生きています。面倒にならない範囲で。

 ゲームしたり、ネット泳いだり、カラオケ行ったり(早く行きたい)、お芝居好きな人たちと喋ったり。

 仕事はしてますが、それもちゃんとした就活をしないままにだらだらと続けようとしているので、それが行き着く先はもう・・・その時になったら分かるんでしょう。

 家事は全くと言っていいほどしていません。周りの方々がやってくれるのでそれに甘えています。


 こんな感じで大分楽に生きていますが、「楽」と「楽しい」はイコールでは無いことは分かっているつもりなので、楽しいときもあれば楽しくないときもあります。楽しくない事の方が多いです。それは単に僕がネガティブということもありますが。

 だから死に憧れるのです。未知の世界へ逃げたくなるのです。

 だから、生き続けている皆さんってすげえなって、いつも思っています。


 そもそも、生きる事の意味をまだ実感していない僕は、そこから懐疑的なので、それを書いてみようかなと思います。

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