第2話 死後の世界
死後の世界は、「実際に行ってみた」人もいらっしゃるのでしょうが、それは幾つも説があるみたいで、そこは半信半疑で、だからこそ自由に妄想できる世界として利用しています。
死後に、理想を求めて妄想しているのです。
まず、天国だ地獄だと分かれ道があるのは、嫌です。それならば僕は地獄行きになる可能性が高いので。
そして、三途の川を渡るとか賽の河原で石を積んで崩されるとか、そういう話も面白くはあるけど自分が体験するとなると、うーん、何か暗いなあ、とか、哀しいなあ、とか思ってしまいます。
ご先祖様に会うとか、ご先祖様と共に暮らすとか、それもどうなんでしょう。その方達と「合う」か分からないし、死んではいても人である以上、いざこざが起きないとは言い切れないのでは・・・?
輪廻転生?でも記憶無くなっちゃうの?記憶あっても別の生、それもアップグレードされてるかどうか分からない、強くてニューゲームとは限らない?スピリチュアルは割と好きですが実際それは楽しいのかどうか・・・。
僕は、僕自身は、死後の世界は「無」なんだと思っています。でも所謂「魂」は残っているんだと思います。思いたいです。
つまり、何も無い世界だけど、今まで生きてきた記憶と考える機能は持っていて(死ぬときの記憶は痛かったり苦しかったりとかは嫌だなあ)、そこからは考える事しか無い。
そんな世界何が楽しいんだと、今の僕がそう思いました。そうですね。それでは面白くないです。
なので「無」と言っても、それは「想像で創り出していく世界」だと考えています。無限の世界を、自分の頭―と、頭は無いんでしたっけ。心、かな―で構築し、自由に好きに楽しく遊べる。
そこで僕は更に、都合の良い世界を考えました。自分の想像では限界があるから、死後の世界はそんな限界すらも無くなってしまう、と。
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