第3話
【完成プロット原稿 3話】
○愛美を降ろして雪男に向かう銀河
銀河『今来た道を逆戻りしたら右側に洞窟がありますのでそこに逃げてください!』
愛美『うん!』
○愛美は歩きだすが雪に脚が埋まり、なかなか進まない
銀河『振り返らないで!』
愛美『うん!』
○銀河をつかみ上げる雪男
銀河『お前・・しつこいな!』
○憎しみの表情の雪男
雪男『きゅううう!』
○そのまま銀河を地面にはたき落とす雪男
銀河『くそ・・』
○馬乗り状態で雪男は狂ったように銀河を殴りつづける
○怒りの表情で再び銀河をつかみあげる雪男。
銀河『田畑を荒らすのも・・やられてやり返すのもかまわねえ!
・・だが、小さい子に手を出す奴は絶対許せねえ!!!』
○笑いだす雪男
雪男『ききき!』
銀河『暴れたかったら下に行け!』
○笑っている雪男の大口に緑の魔奏玉をほおり込む銀河
○魔奏玉が口に入る
○雪男が消える
○ぼろぼろなった銀河はその場に倒れる
○吹雪でだんだん雪に埋まる銀河
○そこにやってくる愛美
愛美『うわ・・ひどいケガ・・どうしよう・・男の人なんか運べないよ・・』
○しゃがみ込む愛美
愛美『そうだ!残りの魔奏玉で電動ソリを作ればいいんだ!』
○念じる愛美
○ぽんっと音を立ててソリが現れる
愛美『良かった!以前スキー場で乗ったから覚えてた!』
○銀河をソリに乗せる愛美
愛美『おもた・・』
○走り出すソリ
愛美『とりあえずさっきの洞窟に移動して暖を取らないと・・道分からないし』
○洞窟に銀河を運び込んだ愛美
愛美『ふうう・・』
○銀河のほおをたたく愛美
愛美『ねえ!銀河!起きて!』
○反応が無い銀河の息を手で確認する愛美
愛美『息はあるけど・・すごく冷たい・・』
○愛美は覆いかぶさるように
体を温める
○泣きながら銀河にしがみつく愛美
愛美『ごめんなさい・・私を守るためにこんなになって・・』
○やがて朝になり吹雪はおさまる
村人『おーーい』
○目を覚ます愛美
○洞窟を覗きこむ村人
村人『あ!いた!いたぞーー!!』
○銀河の家で眠る銀河
医者『寝続けて2日経ちましたね・・気付け薬を作りましたが・・
飲みませんね・・』
愛美『それ、貸してもらえますか?』
○薬を受け取ると口に含み銀河の口に流し込もうとする愛美
○少し飲む銀河
医者『少し飲みましたね!これで様子を見ましょう!』
○夜になり、銀河に寄りそう愛美。銀河は寝続ける
○どおおおおおおおん!大きな音が村じゅうに鳴り響く
○驚いて外に飛び出す村人達
村人A『ユキクイがでたぞー!!!』
村人B『また夜を狙ってきやがったか!』
○大きな村人の声を聞いてユキクイの出現を知る愛美
愛美『ユキクイ・・』
○ユキクイは雲の中から出現して体長数十メートルあり
なめくじのように形を変えながら次々と家にぶつかり、壊して体に家の壁を吸収
村人A『くっそー!また家の壁をくってやがる!』
村人C『城の結界石は太陽が無いと光らないからな!だから夜に来るんだ!
食べやすいサイズの永久凍土をぼりぼり食ってるぜ・・』
○村人が1人入ってくる
村人D『おい!なに寝てんだよ!銀河!お前が待っていたユキクイだぞ!起きろよ!』
愛美『・・・』
○泣きながら叫ぶ村人
村人D『お前言ってたじゃないか!次、来たらちゃんと追い払うって!』
○寂しそうな顔でそのやりとりを見つめる愛奈は意を決して
隠してあった赤いダウンジャケットを着て銀河の服のポケットから
黄色と緑色の魔奏玉を取りだす。
○赤い服を見て腰を抜かす村人D
村人D『うわあああ!あああ赤い服!』
○寝ている銀河に小声でささやく愛美
愛美『ごめんなさい・・魔奏玉・・使うね・・』
○愛美は家を飛び出しユキクイに立ち向かう
愛美『ユキクイ!もっと美味しい永久凍土をあげようか!?』
○ユキクイは目をぎょろっとさせて愛美を見る
○赤い服を見て少しおびえて逃げ出すユキクイ
愛美『やっぱり!城の結界石を怖がるのは火をイメージする色への恐怖・・
この村人達も同じ・・だから赤い服を着た私を見て逃げ出したんだ!』
愛美『魔奏玉・・使えるのは黄色かな?緑色は効果を知らないから使えない・・』
○黄色の魔奏玉を口に入れる愛美
愛美の心『赤・・赤い武器・・離れていても届く赤い武器・・』
○しゅ~と音を立てて赤い弓矢が愛美の手に現れる
愛美『銀河の長年の苦しみを果たせるのは私しかいない!』
○真っ赤な弓を引いて打つが矢は届かない
愛美『はあ・・次!』
○再び矢は届かない
○ユキクイは矢にも怯えて次々と雲に時空のはざまを作って消える
○村人達はその一部始終を見る
村人D『す・・すごい!ユキクイを追い払った!』
○難をしのぎ、震えながらしゃがみ込む愛美
○再び銀河の家で看病をする愛美。服装は茶色のジャケット
愛美『ユキクイ追い払ったよ・・』
○眠りつづける銀河
○愛美は寄りそいながら寝てしまう
○次の朝、銀河は眠りつづける
愛美『・・どうすれば銀河は起きてくれるんだろう・・』
○銀河を見つながら考える愛美
愛美『魔奏玉・・緑色の効力ってなんだろう・・使えば何かできるかな・・』
○自分のポケットから緑色の魔奏玉を取りだす愛美
○深呼吸をして口に入れようとするがためらう
愛美『怖い・・』
○再び銀河を見つめる愛美
○意を決して魔奏玉を口に入れる
○妹が氷イモのスープを愛美の所に持って来ると愛美はいない
妹『あれ・・』
○妹は外に出るが愛美の姿は見えない
○一方愛美は真っ白な空間の中にしゃがみ込んでいる
愛美『ここ、どこだろう?』
○すると大きな矢印(海王星のマーク)のような案内人が寄ってくる
案内人『ようこそ』
愛美『こ・・こんにちは・・』
案内人『ここは初めてですか?』
愛美『あ・・はい・・』
案内人『では試合のルールを説明いたします』
愛美『え?試合?』
案内人『緑色の魔奏玉をなめましたよね?』
愛美『はい・・』
案内人『その効果は1時間だけですが、時間内なら何回でも念じた物を作れます。
その力で戦い、最後の一人に勝ち残ってください。バトルロワイアル戦です』
愛美『え??ちょっと待って!私、戦いません!』
案内人『戦わないのは自由です。ただし気を失うまで相手は攻撃をしてくるでしょう。
試合会場の中央にはエスケープゾーンがあり、逃げられます。そこから逃げれば
試合には負けますが無傷で逃げられます』
○落胆の表情の愛美
愛美『ええ・・命の保証は?』
案内人『ありません』
愛美『あの・・なんとか欠場できませんか?』
案内人『無理です。あなたはすでに賭けの対象となっていてベットされています。
それではナイスファイトを期待しています』
愛美『え!?ちょっと待って!』
○ふわっと姿を消す案内人
○次に霧が晴れるようにジャングルの中に立たされている愛美
○横を向いても周りに人は見えない
○斜め上を見渡すと大きなガラスの半球の中にいて
ガラスの外側が観客席になっていて
かなり高い位置から大勢の観客に見降ろされている。
観客席には大きなスクリーンもあり、各選手の姿を映したり
オッズ用のスクリーンもある。
○すると会場に大きな音でファンファーレが鳴り響く
○会場を見渡せる位置にはアナウンサーが2人
アナウンサーA『あと3分で新人戦の始まりです!1番人気は破壊王、3.1倍
続いて2番人気はミストマン4.8倍』
愛美『・・何これ・・どうしよう・・』
アナウンサー『それではスタート!!』
○ブーーー(試合開始のサイレン)
愛美『え?え?どうすればいいの??に、逃げないと!』
○そばにあるしげみに素早く隠れる愛美
○しげみから舗装されていない道を覗くと大きな石の巨人が通り過ぎる
愛美『あわわわ・・どうしよう・・エスケープゾーン探さないと・・』
○怯える愛美の背後から手が伸びて愛美は背中を人差し指でつんつんつつかれる
○振り向く愛美
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