夏の「果」という部分は、果実にも連想できますね。
そこに「捥いで」という言葉もバッチリと繋がるものがあります。
――『実り熟した 想い出をかじる』
夏の想い出を膨らませて……丸い陽の皮で覆えば、甘くも酸っぱい果実となって、捥いだ後に食べたり飾ったりして秋を楽しめそうですな☆
作者からの返信
愛宕さん、コメントありがとうございます!(*^^*)♪
ああ、そうですね!「果」と「果実」、「捥ぐ」…響き合うものがそこにありますね…作者は全く意識していませんでした!^^;深く読み味わっていただき、ありがとうございます!♡♡
夏の思い出。どうして夏の思い出って、振り返るたびに切ない気がするのか…何度夏を経験しても、この痛みのようなものには慣れることができません。
秋が来て、過ぎ去った夏の思い出を純粋に楽しむことができたら、そこにはキラキラするような幸せがあると知っているのに…その切なさと寂しさには向き合いたくなくて…なんだか困ったものですね^^;(笑)
共に陽を捥(も)いで別れる夏の果……なんて趣の深い句(T_T) 力強さの裏の寂寥が伝わります。
朝晩、本当に涼しくなり、「夏の果(はて)」を感じられる季節さえ、遠ざかるように思われますね。
「一緒に空へ手を伸ばし、輝く太陽を捥いだ記憶は、心に焼き付いて鮮やかに残る」……夏とは、輝く果実のような季節なのかもしれません。永遠に味わっていられない束の間の儚い季節です。だからこそ宝物のように煌めくのでしょうか。
ノートにメッセージを頂き、本当に有難うございましたm(__)m そこはかとない晩夏の芳香のする絵に感じられ、素敵でした。
作者からの返信
ひいなさん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡
この句をそのように感じていただけて嬉しいです!✨夏の果ても遠ざかる。まさにそうですね。夏は、四季の中でひときわ明るく輝き、命の力に満ち溢れた季節。だからこそ、その輝きはほんの一瞬に思われ、過ぎ去ってしまうことがこんなにも寂しいのでしょうね。
喜んでいただけて良かったです!「そこはかとない晩夏の芳香」……本当にそうですね。熱の冷めていく物陰の涼しさと甘い花の香り、微かな気怠さ……そういうものを感じさせる、美しい絵ですね。