アコースティックピアノ１に対し明るさを持ったピアノ。

ピアノには二種類ある。横置きのグランドピアノと、縦置きのアップライトピアノとがある。

前者はコンサートなどでの使用が多く、後者は室内用に作られたものとされている。

室内で気軽に演奏できるピアノの存在は、従来から望まれていた物で、開発当初はハープ状に弦を縦に張った「ジラフ・ピアノ（キリンのピアノという意味）」というピアノがあった。

これは低音弦がキリンの首の様に長く張られ、非常に背の高い物だった。

そして、それを解消させるたにめ、弦を斜めに張り、低音弦を交差させる事で、より室内に好ましい小型のピアノが出来た。

構造上からソフトペダルの構造が違う。ハンマーをずらして叩く弦の本数を減らすグランドに対し、アップライトは弦とハンマーの間の距離を短くする事で、弱音にしている。

グランドピアノとは違い、弦が縦に張ってあるため、ハンマーの返りはバネによって引き戻されるため、連打には若干抵抗感があり、いささか弱い。

後述するホンキー・トンクピアノが、このアップライトタイプが多い理由としては、価格が安く、置き場所も取らず、貧乏なバーには都合の良い手頃なピアノだったからではなかろうか。

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