第一章あとがき

 『薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ』とは僕の大好きな作家さんの作品の中に出てくる言葉の一つで、知っている人からすれば有名な台詞の一つなのかもしれませんが。この言葉を読んだ時、えも言わぬ感情が僕の中にふつふつと湧き上がってきたんですよね。この言葉の元になっているのは、毒にも薬にもならないという諺で。意味を調べると、害にもならない代わりに、役にも立つこともない。あってもなくてもどうでもいいもの。居ても居なくても影響もない人のたとえ。だそうです。

 その意味を考え反芻すると、行きついた答えは。本当にそんな人なんているのか? でした。現実に誰にも頼らず、誰にも声を掛けられる事の無い人間なんてどこにもいないと思うんですよ。必ずどこかで大なり小なり誰かに助けられたり、迷惑を掛けたりするものです。それを恩に感じたり、煩わしく感じるのは人それぞれですが。そんな僕は、他人を煩わしく感じる事はあっても、恩を感じる事はありません(最低だ)。と言うと冷たい、薄情な人間だと思われてしまいがちですが。そんな自分を卑下する事は昔はありましたが、今は全然。全くありません! ビバ!人間嫌い!

 と言う事で、純君に何があったのかは知りませんけれど。この物語はもう少し書いていこうと思います。今度はちゃんとプロット書きます! こんなしょうもない小説にここまで読んでくれて誠にありがとうございます。感謝しかありませんよ!純君は毒にも薬にもならないけれど、郁美ちゃんに感謝だけはしているのではないでしょうか?

 最後にレビューなどをしてくれると作者は喜んで飛び跳ねます! ではまたお会いしましょう! 次があれば!(書くっつーの!)

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