不器用小噺4 地獄のレシーブ 

 球技は本当に苦手だった。

ドッヂボールから始まり、バスケットボール、ソフトボール。野球、サッカー。卓球もよろしくなかった。キックベースなんていうのもあった。水球はやっていない。


 特に苦手だったのはバレーボールだった。

サーブは自陣のネットを越えられず。

レシーブはあさっての方向へ。

パスをきちんと回せた試しがない。


おまけに6人一連托生な所が猛烈なプレッシャーを与えるのだ。


過去の記憶をどうしても引きずってしまうので、今後も好きになれそうもない。

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