不器用小噺5 くしゃみ

 昔からくしゃみが多い。

寒暖差アレルギーのようだ。

ちょっとでも温度が上がったり下がったりすると、それを敏感に察知し「くしゅん!」である。

ことに屋内で冷房が吹きあれているのに、外ではうだるような暑さが待ち受けているような夏は、地獄である。


 あまりにもくしゃみが多いので、風邪の初期症状のそれと区別がつかないのがやっかいである。

あと、幸か不幸か、花粉症だかどうだかもわからなくなる。


 会社で「君はくしゃみが多いから、病院で治療したら?」と上から目線で言われた。

大きなお世話だと思う。


 こうやってネタになるのだから、良いではないか……。

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