不器用小噺3 朗読はお好き?

 小学生の頃、国語の時間で嫌な思いをしたことがないだろうか。

教科書の朗読である。

普通の文章ならまだいいが、セリフや詩だと暗澹たる気持ちになった。

叫びたくなるよ。


声が震えたりすると、からかわれるし。

感情を込めると、また囃し立てられる。


この世の不条理を噛み締める時間である。


 音楽の歌の時間もそうで、一生懸命歌っていたら

「眉毛が上がってておかしい」とからかわれた。

その時はものすごく気にした。


 学校って本当に檻の中の用でもあるね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る