エンディング
EDのJAZZっぽいピアノが流れ、キューを確認した日野さんから、
「さてさて、ネネフミの絨毯爆撃あっという間にエンディングです」
「番組では皆さんからのメールを募集しています。
普通のお便りふつおたのコーナー。
くだらないお悩みをバッサバッサと撃ち落としていく『お悩み! 各個撃破!!』のコーナー。
話し合って欲しいお悩みを爆撃する『お悩み! 急降下爆撃』のコーナー。
あ、でも急降下爆撃機のコーナーはあまり送ってこなくていいです」
まだ言いますか……。
「メールの宛先は『nenefumi@akibaradioB.com』です。
『n/e/n/e/f/u/m/i/@/a/k/i/b/a/r/a/d/i/o/B/ドット/c/o/m』Bだけ大文字です。
これ毎度言うの疲れるんだけど、録音じゃだめなの?」
僕も水野Dも首を振る。ちゃんと言ってください。
「っていうかホームページにはメールフォームもあって、局のHPにある番組表にはクリックひとつでメールリーダーが開くリンクが貼ってあるんだから言わなくていいじゃない!」
「そういうわけなので、じゃんじゃんメールを送ってくださいね」
望月さんがキレイにまとめてくれました。そのままメールを一通渡します。
「最後にメールを一通、爆撃機ネーム『不自由の翼』さんです。
『爆撃機のおふたりさまこんばんは』」
「「こんばんは」」
「『放送して何回も経っていますが、今更な質問をします。
どうして絨毯爆撃なんて物騒なタイトルがついているんですか?
おふたりのトークを聞いていると『全方位ミサイル』とか『拡散ビーム砲』とか『オールレンジ攻撃』などでもよかったような感じもします。
差し支え無ければ教えて下さい」
某機動戦士っぽい名前になってしまいますね。そう思って用意してあったメモ書きを望月さんに渡します。
「はいここで作家さんのカンペ」
「カンニングペーパーじゃないでしょ」
日野さんのツッコミ通り、印刷したお便りの下に書いた僕からのコメントですね。
「『おふたりならこの業界の全土を焼け野原にしてくれると信じていますので』だそうですってコラー!」
「あたしたちがいつ無差別爆撃をした!?」
リスナーの大半が『いつもしてる』『今日もしてた』って思っているでしょう。
今日のトークを聞いて、これを絨毯爆撃と言わないでなんというのでしょうか?
「わたしたちはただただ素直にトークしているだけ!」
「そうそう一切の嘘なし! 事実だけ! なんか変なことを言ったらそれは台本!」
「「ねー?」」
可愛い声で言っても過去の三十分弱の収録は放送されますよ。
「では本日の放送はここまでー。お送りしましたのは望月文」
「日野音々でしたー」
「「バイバーイ」」
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