第23話 散華
「……っ」
「大丈夫か?薫」
「…大丈夫だ…心配するな兄者…」
下山する際、薫が度々辛そうに立ち止まるのを心配する愛志。
「私がわざわざ回復の術を施して差し上げたのですから感謝していただきたいですわね」
「くっ…妖に情けを掛けられるとは…一生の不覚…」
嫌味たらしい猫又メイド千里の物言いに握り拳を震わせ苦虫を噛み潰した様な顔をする薫。
但し千里の回復術は魔法少女であるジニアの回復魔法の様に瞬時に怪我を回復する事が出来ない。
掛けられた者自身の新陳代謝を活性化させ徐々に回復させる作用があるのだ。
なので薫の腹部の怪我は戦闘の直後に比べて格段に良くなっている。
ただ完治には今暫く時が必要であった。
「無理はするなよ…?明後日には決戦があるんだからな」
「…ご主人様…お止まり下さい…」
ピクンと猫耳が動いたかと思うとすかさず愛志の前に腕を伸ばし立ちふさがる千里。
どうやら前方に誰かが隠れている様だ。
薫も刀の柄に手を添え構える。
「…あら…もう気付かれたの?いやぁね~」
山道の脇から一人の女性が現れた…マイアであった。
おおよそ山に似つかわしくない紅のビキニスタイル…
「何の用だマイア!!まさか…闇討ちを狙っていたのか!?」
「…そんなんじゃないわ…今日は戦いに来たわけじゃない…」
両手を頭より高く掲げて見せる…その手には愛用の
いつもの人を小馬鹿にしたようなしゃべり方ではないマイアにいささか拍子抜けの愛志…どちらかと言うと思い詰めている感じだった。
「…要件を聞こうじゃないか」
「兄者…!!こんな奴の言う事を信じると言うのか!?」
今にもマイアに飛び掛かりそうな薫を制する愛志。
「私が居ますもの…ご主人様には指一本触れさせませんわ」
特に構えている訳では無いのだが隙が全く無い千里がクスリと微笑んだ。
しかし顔は穏やかなのにマイアには物凄い殺気が伝わって来ていた。
「新しいコが居る様だから名乗っておこうかしら…アタシはマイアよ」
「これはご丁寧に…私は千里と申します…何処にでも居るしがないメイドですわ」
千里はスカートの裾を両手でつまみ軽くお辞儀を返す。
初めて見る妹、千里にマイアも警戒している様子だが、おもむろに口を開いた。
「…アンタ…好郎を助けてやってくれないかしら…?」
「はっ?どういう事だ!?」
愛志達は耳を疑った…何故、彼女は敵である愛志にそんな事を頼むのか…。
「…こっちにも色々事情があってね…詳しい事は言えないんだよ…ただアタシのお願いは聞いた方がアンタの為にもなると思うんだけど…これ以上大切な人を失いたくなければね…」
「………」
全く要領を得ない…恐らく愛志が何の事かを問い正した所ではぐらかされるのが関の山であろう。
「確かにお願いしたからね…!!」
そう言うが早いかマイアは瞬時に向きを変え足早に走り去っていった。
愛志はマイアに言われた事に思考を巡らしてみたが明確な答えは導き出せなかった。
「追いますか?私なら余裕で追いつけると思いますが…」
「そうだな…千里、ちょっと奴らのアジトに探りを入れて来てくれないか?」
「はい…仰せのままに…」
千里がニコリと微笑んだ刹那、小さな白猫に姿を変え軽やかな足取りでマイアを追いかけていった。
ピンポーーーーーン…
「誰か出て頂戴~母さん手が離せないの~」
「あっ…は~~~い!!今出ま~す!!」
密は急いで玄関に向かい引き戸を開けた。
「どちら様です…あっ!!」
外に立っている人物の姿を見るなりすぐに引き戸を閉める。
「こら!!閉めるな!!初対面なのに失礼な奴だな!!」
咄嗟に手を挟み閉じるのを阻止するクロユリ。
しかしそんな露出の多いレオタードアーマーでいきなり目の前に現れられたら誰だって警戒するという物だ。
「いるんだろう?ここにロボットが…ちょっと連れて来いよ…」
密の抵抗空しく力任せにに引き戸をこじ開ける…強く叩きつけたせいで戸が割れてしまった。
『何事です密…凄い音がしましたが…』
「お~!!てめえかロボットは!!人間の女の姿を真似るたぁ気に入らないねぇ~!!」
アイビーを見るなり勝手に家に上がり込もうとするクロユリ。
『あなたは誰ですか?家に上がるのなら靴をお脱ぎなさい』
「生憎おまえらロボットに名乗る名前なんぞ持ち合わせちゃいないんだよ!!それにこの足は自前だ…お前のお仲間のせいでな!!」
クロユリの右腕が見る見る伸びてゆき幅広で鋭利な剣に姿を変えた。
その様はまるで金属で出来た生き物の様であった。
そのままアイビーに向かってその剣を突き立てるが寸での所でかわす…そのせいで廊下に置いてあった下駄箱や花瓶などが滅茶苦茶に破壊されてしまった。
『これ以上の暴挙は許しません…表に出なさい』
「ああ!!望む所よ!!」
二人はもみ合いながら玄関から外へとなだれ込む。
「何!?何!?一体何があったの!?」
「あっ…ジニアちゃん!!敵よ…敵が攻めて来たの!!」
「そんな~戦いはあさっての筈でしょう!?」
「でもこれが現実よ!!…早くお兄ちゃんに連絡しなきゃ…!!」
密は懐から一枚のカードを取り出した。
そしてそれに話しかける。
「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!聞こえる!?」
『おっ?どうした密、何かあったのか?』
カードから愛志の声がする…実はこのカードは離れている相手と通話するためのマジックアイテムだ。
何かあった時の為に予め愛志にも同じカードが渡してあったのだった。
「それが大変なのよ!!今、家に見た事の無い新しい姉が現れて襲って来たの!!」
『何だって!?どうなってるんだ…決戦は明後日の筈なのに…それでみんな無事なのか!?』
先程の猫又千里のやらせでは無く今度は本当の不意打ちなのだ。
愛志も驚きを隠せない様だ。
「今はアイビーさんが食い止めてくれてるわ!!」
『そうか!!俺達も今すぐそっちに帰るからそれまで持ちこたえてくれ!!』
「うん!!分かったわ!!」
通話を終えると密とジニアはアイビーたちを追って外へと向かった。
「いきなりこんな世界に呼び出された時はガッカリもしたがまさかこちらにも我が宿敵…ロボットが居ようとはな!!やはりこれは私の運命なのだな!!」
肘から先を
『プロテクションフィールド』
アイビーの左腕に光り輝く盾が現れクロユリの大剣を受け止める。
ぶつかり合った所から眩い光が飛び散る。
何度も剣を盾に対して振るうが破壊する事が出来ない。
「…ちいっ!!ならこれはどうだ!!」
今度は左手を
砲の先端にエネルギーが集中していく…。
「消し飛べ!!鉄屑!!」
クロユリの咆哮と同時に凄まじい勢いのビームが放たれた。
ビームの軌道をバチバチと電撃が飛散する。
それは空間を引き裂きアイビー目がけて突き進み彼女を大爆発で包み込だ。
「…やったか?」
ニヤリと口角を上げるクロユリ。
「アイビーさん!!」
「アイビっち!!」
悲鳴混じりの密とジニアの叫び声が響き渡る。
やがて辺りを包んでいた黒煙が晴れていくとプロテクションフィールドを前方に構えて攻撃に耐えたアイビーが姿を現した。
何と彼女は全くの無傷であった。
「何だと!?」
驚きを隠せないクロユリ…彼女にとっても渾身の一撃であったからだ。
「…良かった…」
密が安堵の声を洩らす。
『プロテクションフィールド』はアイビーのエネルギーを凝縮し物質化させたものであり、物理的な直接攻撃はおろかビーム砲などの熱線兵器なども防いでしまう優れものだ。
「くそっ!!くそっ!!」
クロユリは一気にアイビーまでの距離を縮め斬撃を繰り返す。
防戦一方のアイビーを見てジニアがある事に思い当たる。
「…アイビっちはどうして自分から攻撃しないのかな…アイビっちならその気になればいつでも反撃できるはずなのに…」
「あっ…そう言えば…」
密も彼女に言われてから二人の戦いを見るにつれ違和感を持ち始めた。
アイビーはクロユリの攻撃を『プロテクションフィールド』と手足を使って捌いているのだが、それがクロユリの顔や身体に当たりそうになるとそこで不自然に動きを止めてしまうのだ。
「こいつ…舐めやがって!!」
しかしその行動を侮辱と受け取ったクロユリは怒りを燃え上がらせてしまった。
「はあああああっ…!!!」
彼女の咆哮に呼応するように肩、背中、大腿部の装甲がスライドすると、その内部にはおびただしい量の小型ミサイルの弾頭が整然と並んでいる。
「こいつなら避けきれまい!!喰らえ!!」
小型ミサイルが一斉に発射された。
ミサイル後方から発せられた噴煙が様々な軌道を描きアイビーを全方位から包み込むように迫って来る。
『回避不能…機能保全最優先で防御します』
アイビーが姿勢を低くする…着弾後、大爆発が起こり爆風が発生した。
このままでは周りの建物や一般の人たちを巻き込んでしまう。
「いけない!!『エアサーキュレーター』!!」
ジニアがマジカルスティックをかざすと先端が巨大な風車へと変わり高速回転する。
するとそこから猛烈な強風が発生し爆風の周りを囲う様に抑え込み相殺したのだ。
煙と風が晴れるとアイビーが路面にめり込むように倒れていた。
いつもの無表情のままなのでダメージがいかほどかは窺い知れないが全身が黒く汚れ装甲が剥がれている所もあり、ピクリとも動かない。
「…やっと追い詰めたぞ…」
荒い呼吸でゆっくりと倒れたアイビーに歩み寄るクロユリ。
足元のアイビーを見下ろし大剣を彼女の頭目がけて突き立てようとした。
すると今までまるで機能停止してしまったかのように動かなかったアイビーが突然目を見開き動き出し、大剣を左腕で払いのけるとそのまま起き上がり、逆に右の拳をクロユリの顔面めがけて放った。
「うわっ…しまっ…!!」
意表を突かれたクロユリは防御もままならず体を硬直させるしかなかった。
しかし…いつまでたってもアイビーの拳がクロユリの顔を捉える事は無かった。
寸止め…アイビーの拳はクロユリの顔の僅か手前で止まっていたのだ。
一瞬躊躇したがすぐに我を取り戻したクロユリが反撃を開始する。
「貴様…殺戮機械の分際で人に情けを掛けるか!!」
大剣を一閃…!!アイビーの右腕が肘の辺りから切断され吹き飛ぶ。
「いやあああっ…!!アイビーちゃん!!」
悲痛に歪んだ顔の密の悲鳴が上がる。
アイビーはロボットなので鮮血が飛び散ったりはしなかったが人型の物の腕が切り落とされる光景は気分のいい物ではない。
次にクロユリは剣を横に突き立てアイビーの腹を貫く。
「何故あのまま私を殴らなかった!?そうすればお前が勝っていたかもしれないのに!!」
勝負に手を抜かれた事があまりに我慢できなかったのか強い口調でアイビーを責め立てる。
『…あなたは人間ですよね?…何かの事情で身体の80パーセントが機械の様ですが…私には人を殺せない様にプログラムがされていますのでそれが出来ませんでした…いえ、プログラム以前に私は人を殺したくない…』
「ふざけるな!!私の家族は敵国の放った殺人ロボットに殺されたんだぞ!!
あいつらと同じ戦闘用のお前が人を殺さないなど…信じられるか!!」
自分の概念と真逆の事を淡々と語るアイビーに腹を立てクロユリが更に剣に力を籠める…アイビーの身体は胴から真っ二つになり上半身が背中から地面に落ちていった。
「…あっ…あああああっ…」
密は膝から崩れ落ち目の前で起きている惨劇を放心状態で見ているしかなかった。
「いい加減壊れろ!!この鉄屑!!」
再びアイビーの頭に剣を突き立てようとするクロユリ…
しかしそこに防御魔法『ピンキィパラソル』を展開したジニアが割って入った。
「貴様…邪魔するな!!」
「あなたこそ何なの!?もう勝負は着いてるじゃない!!」
「ジニアちゃん!!」
クロユリがアイビーを切断した時よりも渾身の力を籠めるも、ジニアの『ピンキィパラソル』はびくともしない。
更に攻撃を加えても全く効果が無い。
「このっ!!このっ!!何なんだこのバリアは!?」
「そんな直接攻撃じゃあジニアの『ピンキィパラソル』は破れないの!!」
自信に満ちた眼差しのジニアに対して肩で息をし出すクロユリ。
再びミサイル攻撃を繰り出したい所であったが、アイビーに対して全弾を撃ち尽くしてしまっているのでもう使えない。
だが彼女は諦めるつもりは毛頭ないらしい。
一度後ろに飛び退くクロユリ。
「この手はあまり使いたくなかったが仕方ない…」
クロユリは何を思ったか地面に大剣を突きさす。
「一体何をしようというの…?」
不安な表情のジニア…暫くすると足元に違和感を感じる。
僅かに地面が振動しているのだ。
「まさかこれは!!」
ジニアは気付いた、クロユリは剣を地面に突き刺し先端だけを伸ばし高速で回転させて地面を掘り進んでいるのだ、この振動はそのためのもの。
ジニアの『ピンキィパラソル』は地上をドーム状にカバーするが地下には展開していない。
と言う事はその剣先の現れる場所は…アイビーの頭の下!!
「ダメッ!!アイビっち!!」
ジニアは『ピンキィパラソル』を解きすぐさまアイビーに向かって飛び掛かり突き飛ばした。
その刹那、無情にもドリルの様に回転した切っ先が地面から飛び出て来た。
ドシュッ………!!
「ぐっ…あ……ゴホッ!!」
大量の吐血をするジニア。
腹を貫き背中から突き出た剣の先端から真っ赤な血がしたたり落ちる。
「なっ…なっ…何してんだよ小娘!!何でそんな鉄屑を庇ったーーー!?」
攻撃を繰り出した側のクロユリが取り乱す…彼女は宿敵であるロボットのアイビーだけ破壊できさえすればそれでよかったのだ。
慌てて剣を引っ込め回収するがジニアの傷口からは止めどなく鮮血が溢れ出す。
「ジニアちゃん!!しっかりして…ジニアちゃん!!」
すぐさま駆け寄りジニアを仰向けにし抱きかかえる密。
「…あっ…アイビっちは…?」
虚ろな目と力無い声で問いかけてくる。
『ジニア…私は無事です…』
左手だけで這いつくばりジニアの傍らまでアイビーがやって来た。
「そう…よかったの…がはっ!!」
更なる吐血…顔色が青ざめていく。
「…こんな…こんな筈では…」
うわ言の様に呟くクロユリは頭を押さえよろめいている。
「そこのあなた!!…あなたの家族がロボットに殺された事には同情します…でもそれをしたのはアイビーちゃんじゃないでしょう!?
それにジニアちゃんにまで手を掛けて…これじゃあなたがやった事はあなたが憎む殺人ロボットと同じじゃない!!!」
密がありったけの思いをぶちまける。
気弱で大人しい性格の彼女だが今はどうしょうもないくらい怒りに身を震わせていた。
「違う…違うんだ…私はその子を殺すつもりなんて無かったんだ…」
目を見開き顔面蒼白のクロユリ、震える足でジリジリと後ずさっていく。
「みんな無事かーーーーーー!!?」
そこへ息を切らせて走り込んで来たのは愛志だ。
片腹を押さえつつ薫も後から現れた。
「お兄ちゃん…ジニアちゃんが…ジニアちゃんがーーーー!!」
「…ジニアっ!?」
愛志は目の前の惨状に眼を疑った。
朝までは元気いっぱいだったジニアが血にまみれて死にかけているのだから無理もない。
愛志は密からそっとジニアを受け取った。
「あっ…お兄ちゃま…?」
「そうだ!!俺だよジニア…!!」
「ゴメンね…ドジ…踏んじゃった…」
「そんな事は無い…!!ジニアはいつだって一生懸命じゃないか!!」
涙が止まらない…愛志から見てもこの傷と出血量だ…もはや助からない…。
こんな時に回復が出来る千里を斥候に出してしまったのも悔やまれる。
そして愛志の視界にクロユリが入った途端、彼の眼の色が変わった。
「お前かーーーー!!ジニアをこんな目に遭わせたのはーーーー!!」
激昂する愛志、しかし弱々しい手つきでジニアが腕を掴んで来た。
「…あの人を責めないであげてほしいの…あの人はジニアと同じだから…可哀想な人だから…」
「ジニア…お前…」
「ジニアは満足だよ…アイビっちを助けられたんだもの…」
「…!!アイビー!!お前まで!!」
愛志は驚愕した、アイビーが上半身だけになってしまっているのだから。
『身体機能が20パーセントにまで低下していますが…私は無事です…ジニアのお蔭です…』
愛志は更に涙が溢れ出て来た…自分が留守にした隙にこんな事になるなんて…。
自分を責める言葉が口から出そうになったその時…
「お兄ちゃま…自分を責めちゃダメ…サーティちゃんだってお兄ちゃまを恨んでなんかいない筈だよ?それはジニアも同じ…お兄ちゃまにはいつも笑っていてほしいの…」
「ジニア…もういい…もうしゃべるな…」
「ううん…言わせて…きっと最後になるから…短い間だったけどジニアは愛志お兄ちゃまの妹になれて良かった…」
「ああっ!!俺もジニアが妹になってくれて嬉しかったよ!!」
涙で顔をくしゃくしゃにしつつも微笑み合う二人。
「嬉しい…バイバイ…お兄ちゃま……」
「ジニア!?おいジニア!?」
ジニアの身体から力が抜けていく…彼女はたった今、旅だったのだ。
「うっ…うおおおおおおあああああっ!!!!」
愛志はジニアの亡骸を抱いたまま立ち上がり大声で咆哮した。
密は泣き崩れ、薫もうつ向いて涙を流した。
「くっそーーーーー!!!」
その光景を前にいたたまれまくなったクロユリは自分のしでかしてしまった事の重大さを感じながらもその場から逃げ出す事しか出来なかった。
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