小さな叫びは、果たして誰かの耳に届くのか。

 小さな悲鳴は、果たして誰かの心に届くのか。


 音として発する事が出来る者もいる。

 けれども目に見える形として発する事が出来ない者もいる。



 あなたは、あの人は、私は、そのどちらだろう。



 ──願おう。

 気付き、手を差し伸べてくれる存在がある事を。

 ──願おう。

 自分自身が気付ける人間であるように。






【声・完】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る