Intermission2 「新番組企画書」



『時空少年アラン』(仮題)・企画書抜粋



番組タイトル:時空少年アラン

放送局:BS太陽

放送時間枠:毎週金曜日 一九時三十分~二十時

放映期間:二〇一四年十月から十二月(一クール全十三回)

番組種類:連続テレビ特撮映画



企画意図:

この二〇一四年十月にBS太陽は開局十五周年を迎える。五年前の開局十周年の際は二夜連続で痛快時代劇『元祖・宮本武蔵』を放送し、幸いなことに多くの視聴者からの広範な好評を得た。その後ブルーレイ・DVDソフト化され、こちらの二次収益もまずまずの成績を収めている。今回の開局十五年周年においても秋口に三夜連続で痛快時代劇『元祖・旗本退屈男』の放送を予定しているが、その特番のみならずレギュラーでの連続テレビ特撮映画を放送したいとの考えに至った。それが今回の『時空少年アラン』である。

この『時空少年アラン』という企画は単なる一クールものの連続テレビ特撮映画に留まらない、五つの意味を持たせている。以下にそのファイブ・ミーニングについて簡単に触れてみたい。



① BS太陽初の連続テレビドラマ

単発や周年特番はこれまでも放送されてきたが、連続ドラマ作品となると開局以来初の作品となる。

② 東光制作の特撮ドラマは実に三十年ぶりのゴールデンタイムでの放送

今回の『時空少年アラン』は制作プロダクションを東光株式会社(東光テレビプロダクション)が受け持つが、東光制作のゴールデンタイムでの連続ものになると、以前テレビ西東京で放送された『兄弟剣士マシンクロッサー』(一九八五年)以来実に三十年ぶりとなる。地上波全国ネットでの放送ではあったが、今回のゴールデンタイムでの放送となると、BS放送とはいえ、全国同時ネットでのオンエアーとなり、制作を受け持つ東光にとっても一つの快挙といえる。

③ 放映終了後、即ブルーレイ・DVD化が即決定

二〇一五年一月に即ソフト化して、東光ビデオより発売がすでに決定しており、二次収益の回収目途がすでに立っている。

④ 戦軍シリーズとのコラボレーション

きたる二〇一五年一月より、テレビ太陽・東光制作のスーパー戦軍シリーズは記念すべき三十五作品目の放送(『恐竜戦軍ザウルスフォース・仮題』)が既に決定している。来年はアニバーサリーイヤーになるため、特別劇場版やオリジナルビデオ、ネットムービーなどの制作が予定されているが、二〇一五年のその記念作品の放送に前年である二〇一四年から何らかのパスで繋ぎたいと考えていた。

本作品はあくまで独立した連続テレビドラマではあるが、キャラクターにはこれまでの『戦軍シリーズ』の戦軍の戦士たちを登場させるという試みに挑戦する。いわば、テレビ太陽で展開させている戦軍シリーズのスピンオフ的作品として位置付けることができる。同じ東光制作作品なので、権利などの諸問題も一部の作品を除いて、ほぼクリア出来ている。

⑤ 最終回に新戦軍のキャラクターが登場(予定)

そして最終回には新戦軍キャラクターの『ザウルスフォース』の面々が登場し、翌年へのシリーズへの興味を持続させていく。版権やテレビ太陽との折衝の問題は残されているが、是非実現させる価値はあると信じる。



 この「五つの意味を一つの意味に合わせた」作品こそが『時空少年アラン(仮題)』なのである。以下、その作品内容に触れていきたい。



番組内容:

舞台は二〇一四年の日本。とある山奥の森の中で謎の少年アランが覚醒する。アランは記憶や自分の出自を一切覚えておらず、一種の記憶喪失状態にあった。そんなアランに突如謎の怪鳥が襲い掛かる。理由もわからないまま、逃げ惑うアラン。そんな絶体絶命のアランを救ったのが突然姿を現した謎の五人組のヒーローだった。彼らはアランを救った後、そのまま姿を消した。

果たして彼らはいったい何者なのか。そして実はアランにはある特殊能力が備わっていた。それは時空を自在に移動できる力。アランは手にしている鞄からいろんな服を取り出し自在に纏うことで、時空を自由に行き来することができるのだった。

アランは自分を救ってくれたヒーローを探し求めて時空を彷徨う旅に出る。

果たしてアランとは何者なのか。

そして、アランを襲う謎の怪鳥の正体と目的とは?



主要登場人物(仮):

 アラン

 怪鳥カイドリ

                   ほか



予定スポンサー:

 MANDEI

 チャイルズ



予定スタッフ:

 製作総指揮    大澤信孝

          石原康

 エグゼグティブプロデューサー 堤谷泰夫

 プロデューサー 堀江津子

         宮地真由香

         神長倉和明

 脚本      未定

 監督      未定

 制作      BS太陽

         東光株式会社

         『時空少年アラン(仮題)』製作委員会

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