敵は皆殺しにするのか、全員殺さないのか

 今回はバトルモノに関する話ですね。ハリウッド映画を観ていると、敵の扱いが両極端なんですよ。それが今回のタイトルなんですけど、アメリカの映画って基本皆殺しか全然殺さないかなんですよね。ファミリー向けの作品ですら敵は皆殺しって展開が普通にあります。さすがにそれは教育上良くなくね?

 それが狙ってそうなったのか、殺すつもりはなかったのに殺したのかと言う違いもありますけど、皆殺しパターンの時は基本狙ってそうするパターンが多いです。


 日本の作品って、敢えてそう言う描写をする作品以外は皆殺しってあんまない気がするんですよね。やっぱりそれは虐殺じゃないですか。見ていてもちょっと引くんですよ。私個人としては。

 やっぱそれは文化の違いなんでしょうかねえ。狩猟民族故の残虐さと言うか。敵を1人でも残すと不安になってしまう臆病さと言うか。敵に回した怖さを印象付けるためと言うか。君達本当に宗教を信じてるの? みたいな。


 あ、一神教は敵を全て滅ぼすアレだから教義に逆らってなかったわ。むしろ教えに忠実だったわ。うひぃ……(汗)。


 宗教と言う言葉を持ち出したところで、逆に絶対に敵を殺さない展開と言うのもあるんですよね。この場合はどう言う状況になろうとマジで絶対に殺さない。本当に両極端です。まぁその場合、主人公以外が敵をぶち殺しまくったりって言う展開もあったりするんですけど(汗)。


 日本の物語の場合は、どちらかと言うと殺さない展開の方が多いですよね。敵を皆殺しにして味方全員ピンピンって言うのはそんなに見られない。敵を皆殺しにする場合、味方にもある程度犠牲が出ているって言うパターンが多いです。

 原作では殺すのに、映像化されたら殺さないと言う改変があったりもします。そこは監督とかプロデューサーの判断なのでしょう。


 ハリウッドの徹底的に敵を排除しまくる展開、日本人の感性には合わないんじゃないかな。一応楽しんで観てはいるんですけど、共感はちょっと出来ないって言うか……。価値観が違いますものね。

 までも、これは私の個人的な感想です。皆殺しが好きな人もいるとは思います。物語をどう言う展開にするのかひとつとっても、制作者の価値観が出てきますよね。

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