日本人、海外が舞台の作品を書きがち説
皆さんは海外が舞台の日本の作家の作品をどのくらい知ってますか? きっと両手じゃ足りないくらいはご存知かと思います。異世界転生モノだってある意味外国ですものね。
これを日本以外の国に目を向けるとどうでしょうか? そう、海外の国でその国以外の世界を舞台にした作品をどれほど書いているか、です。あんまり思いつかないでしょ。少なくとも日本人作家が海外を舞台にして書いた作品数よりは少ない気がします。調べた訳じゃないので、あくまでも個人の印象ですが。
かつての世界名作劇場や、ムーミン、ホームズなどの海外の名作のアニメ化、ラピュタみたいにヨーロッパ文化圏ベースを舞台にしたスチームパンクなど、日本人作家は海外を舞台にした作品を好んで書く傾向にあるんじゃないかと思うのです。
しかも実在した世界を書く時は、現地の人より詳しく調べてリアリティを追求したりね。海外の人が物語に日本を出す時は不思議な世界観になってしまう事が多いのと実に対象的です。
何故こう言う事を考えたのかと言うと、海外の人が日本を舞台にした物語を発表する事ってほぼないなと思ったから。海外の場合、基本自国を舞台にした作品ばかりですよね。たまに海外の人が自国以外を舞台にすると取材不足な描写になる事が多い。
それにですよ、日本の作品を海外で作品化するって滅多になくないですか? 最近はフィリピンでボルテスVが実写化されましたけど、今後はこう言うリメイクが増えるのでしょうか。
例えばですよ、日本ではいち早くムーミンが日本人スタッフによってアニメ化されましたよね。その逆パターン、日本の原作が海外でアニメ化とかそう言う話はあったでしょうか? 私は寡聞にして知りません。
セーラームーンやマッハゴーゴーゴーがアメリカでリメイクして爆死なんて情報は知ってますけど、それは一度アニメ化したものでしょう。ボルテスVもそうですが。
日本の漫画や小説が日本でのアニメ化やドラマ化を経過せずに海外で映像作品になるってパターンは稀です。過去に数例聞いた事がある程度ですよ。海外でその国版がたくさん作られている『花より男子』だって、まず日本版がヒットしたからですもの。
日本では海外の作品を作ったり海外を舞台にした作品も多いですよね。それって自国以外の世界観を描く事が得意な人が多いと言う事であり、そう言う物語を好きな人も多いと言う事でもあります。需要がないと作れませんものね。
そして、実在の世界を描く時は取材が半端ない。そう言う国民性だと言う事が分かります。特殊ですよねえ。
カクヨムにもリアル海外を舞台にした作品はきっと多い事と思います。と言う事で、無理やりカクヨムに関連付けたところでこの話はおしまいっ。
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