呪文の詠唱って日本独自の文化なん?
魔法使いが魔法を使う描写の場合に必須なのが呪文ですが、最近は詠唱を破棄するものが多いですよね。律儀に詠唱する作品って結構減ってきている気がします。あの呪文の詠唱がいいのに。
ちなみに私はあんまり得意ではありません。厨ニセンスが足りない……。
でですね。海外で魔法使いが登場する作品で長々と呪文を詠唱するシーンって思いつかないんですよ。昔の作品の魔法使いの魔法使用シーンでも海外作品はすぐに魔法を使っていましたよね。特別なルーティーンはありましたけど。
あれ? 魔法を使うのに長々と呪文を詠唱するのって日本の作品だけ? と言うところにぶつかったのですな。どうなのかしら?
このテーマは必殺技問題について考えていた時に辿り着いたんです。日本のバトルモノって技を繰り出す時に技名を叫ぶよなあ。それは海外の作品にはない様式美よなあ。だから聖闘士星矢の実写リメイクでも叫ばなかったなあ。
海外じゃわざわざ技名叫ぶなんてしません。でもハリポタでは魔法を使った時に魔法名を叫ぶな。ぬ! そう言えば海外の魔法使いって呪文を詠唱してたっけ? と言う流れなんですわ。
そもそも、魔法使いって概念が海外からやってきた以上、魔法を使う前に呪文を詠唱していたと言う描写があったから今でもその名残があるのだと思っているのですけど、どうなのでしょうね。
きっと探せば呪文を詠唱する海外の魔法使い作品はあると思うのですが……。
で、それが今海外でメジャーではないのは、作品で使うのはあまりにリアルじゃないからでしょう。銃社会ですし、速攻で発動するのが正義。発動に時間がかかったらすぐに殺されると言う事で。
じゃあ、何故日本の作品では呪文詠唱文化が根づいちゃったのか。それはかっこいいからでしょう。日本の物語文化は名乗り文化なので、待ってくれるんですよね。お約束です。後はスレイヤーズのヒットも馴染んだ理由?
そもそも、日本には長々とお経を唱えて最後に「喝!」と悪霊を浄霊する文化ってのがあったのですな。後、祝詞なんかもあるじゃないですか。長い言葉を唱えて悪霊を滅ぼす文化が根付いてたからこそ、長い呪文詠唱の魔法文化が受け入れられたのではないかと。
まぁそう言う結論に達したのですよ。私の個人的な考察なので、全くの見当違いかも知れませんけどね。
やっぱ長い呪文はかっこよいので、これからも残っていって欲しいなあ。詠唱破棄はちょっと味気ないでござるよ。
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