世代間ギャップなのかな?

 皆さんはヘラヘラ笑うと言う表現にどう言うイメージを持っていますか? 私は相手を馬鹿にする時に浮かべる表情と言うイメージです。なので、馬鹿にする意図がない時にする作り笑顔にヘラヘラと言う表現は使いません。それがカタカナ表記であれ、ひらがな表記であれ印象は変わりません。


 私はそう言う認識なのですけど、今読んでいる作品でポーカーフェイス的な作り笑顔の表現を『へらへら』、『へらっと』って表現している作品に出会ったんですね。これがどうにも受け入れられなくて。

 へらへらが私にとっていやらしい笑顔ってイメージなので、この表現があるとついキャラが相手をバカにしているように思えてしまうんです。そう言うシーンじゃないのに。


 これが作中の数シーンしか出ないならまだいいんですよ。でもね、本心を隠す軽い笑顔って意味でへらへら笑うのが主人公のクセって設定なので、頻繁にへらへら笑ってるんです。あんまり多く出てくるんで、へらへらのところだけ目が滑るようになりました(汗)。

 私が今まで目にしてきた作品で、そう言う時に使う笑顔をへらへらと表現したものはなかったのです。と言う事は、これは最近の流行りの表現方法なのでしょうか?


 今の若い人はへらへらを馬鹿にする時以外の笑顔にも使うのかなあ。だとしたら、これは世代間ギャップなのかも知れません。私はちょっと慣れないです。個人的にはちょっとキツイです。

 相手を馬鹿にする時にへらへら笑うと表現するのは、少しも引っかからずに読めるのですけどね。なので、チンピラがへらへら笑っていると言うのは大丈夫。


 物語を読んでいて読者の認識と違う使われ方をする言葉が出て来ても、そこに違和感を覚えなければ受け入れられるものです。言葉は生き物なので、そうやって時代に合わせて流動的に変わっていくのでしょう。

 ただ、受け入れられないものは出てきます。個人の感性の話なので、私以外は平気ななのかも知れません。『ら抜き』とか『『が』の誤用』とか『~としている』の違和感と一緒で。私の頭が固いだけなのかも。むぅ~。

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