日々徒然カクヨム日記

スポーツモノで最後に優勝する作品、見なくなりましたな

　スポーツモノの作品で最後に全国優勝する話、すっかり見なくなりましたね。リアル志向に寄っているのでしょうか。特に主人公が初心者的な話で進む場合、県大会を突破するところまでは頑張るんだけど、全国大会の準々決勝で負けちゃうとかね。

　いや、県で一番になるだけでもすごい事なんですけど。リアルで考えたら。

　ただ、それが物語であるならもっともっと勝ち進んでもいいじゃないですか。思いっきり主人公補正があってもいい気もするんですよね。それまで運動が全然ダメだったのにその競技に目覚めて、やがて全国一番にまで上り詰めてもいいじゃないですか。夢を見させてくれよお……。

　まぁでも物語の主人公である以上、才能があるのはデフォなんですけどね。だから努力するだけで勝ち進んでいけるのですし。いい仲間や師に恵まれる事にもなるんですし。

　主人公が入部するまでその部自体がパッとしない設定の場合、そりゃあ全国優勝したら都合が良過ぎて困っちゃうのも分かります。周りですごく馬鹿にされながら少しずつ段階を経ていく。そうしてジャイアントキリングを成していくものの、世界の壁は厚かったで終わる。これもある意味王道です。

　優勝まで漕ぎるける話の場合、元々その学校のその部自体に実力があったと言うパターンが多いですね。最近では珍しい優勝し続けるスポ根モノに弱虫ペダルがありますけど、主人公の所属する部は強豪校でした。なら優勝してもおかしくはないな！

　アニメのスポーツモノでも、最後に主人公がトップに立ったチームは元々実力者が揃っているものです。そういう展開なら優勝エンドも説得力がありますな。

　ただ、リアルでも初出場校がそのまま初優勝しちゃう場合もある訳ですよ。それを考えたら、最後にその競技の頂点に主人公が立つ作品がもうちょっとあってもいい気がするんですけどね。昔はもうちょっとあったような気がします。します……。