概念BLがあるんだから概念小説とかアリじゃね?
小説って文章だけだから自由じゃないですか。そりゃ表現テクニックを磨かないと難しい描写もたくさんありますけど、言葉だけだからこその飛躍も許されていますよね。発想力も必要になりますけど、逆に言えば発想力さえあればとんでもない世界観も提示出来る。
私はね、その可能性が素晴らしいなと思ったんですよ。
で、BLにいきなり話が飛ぶのですが、ハートフル彼氏が流行った頃に色んなトンデモ設定の恋愛モノの妄想が広がったでしょう。床と天井の叶わぬ恋とか、それが辿り着いた究極のアレが概念が人格を持ってお互いを求め合うってやつ。この流行りもまぁ数年前の出来事なので、今はちょっと風化していますかな。
そんな訳でですね、そう言うシュールな作品を本格的に小説にしてみたら面白いんじゃないかなーと。言うは易し行うは難しでしょうけどね。発想を縦横無尽に広げて、その概念ならではの特徴を発揮しつつ、時に和気あいあいと、時に険悪になりながら、哲学したり、宗教したり、自己啓発したり、恋愛したり、憎み合ったり、鬱になったり、覚醒したり、悟ったり、絶望したり、希望に満ち溢れたり、救いを求めたりな物語っていいと思いません?
一発の瞬発ネタになるかもだから、長編展開は無理かもですけど。
擬人化の流れの次は概念の人格化と言う事で、もし概念が心を持っていたら――と言う大喜利みたいなやつですかな。
勿論、そもそもが概念なので体は持たないんですよ。だから擬人化は不可です。してしまったらおしまいです。私は安易な擬人化反対派ですぞ。特にそれオリキャラに服着せただけやんって擬人化は大反対! 擬人化ならもっと元ネタの要素を残せようって思うんだわ。リスペクトして欲しいんだわ。
うっすい擬人化はそれただのコスプレやから! ぷんすこ!
あれ? 話がずれてきてしまいました。仕方ないのでここでお終いです。小説ならではの自由さをすっごく堪能した読者のついてこられない物語、いつか書いてみたいです。ただ、書いたところで誰も読まへんやろけどね。
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