カクヨムコンの不正問題

 現在(※執筆時)カクヨムでは第5回カクヨムコンテスト(以下カクヨムコン)が開催中ですが、読者選考系のコンテストのお約束と言うか、今回のカクヨムコンでも不正を働く人がいるようですね。

 初期のカクヨムコンで流行ったオーソドックスな不正がレビュ瀑でした。その後も不正する人達は手を変え品を変え、せっせと不正に精を出しております。それに対応せざるを得ないのが他ならぬ運営で、今までの不正にも様々な対処をしてきております。いたちごっこでございます。


 第5回となったカクヨムコン。流石にもう不正をする人はいないんだろーなとか思っていたんですよ。けど、参加者の意見を読むと、まだ不正をしている人がいらっしゃるっぽいですね。私はその報告を聞いて、情けない気持ちになりました。


 まず囁かれている方法としては、ジャンルロンダリングと言うのがあるそうです。最初は正規のジャンルに設定せずに過疎ジャンルを選び、そこで評価とPVを集めてから正しいジャンルに引っ越すと言うもの。こちらは運営が対応してくれるようですね。


 https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon5_info01


 上記記事によると、――また、意図的に異なる部門へエントリーしていたと明らかに判断できる行為が確認された場合、審査の対象外となる可能性がありますのでご注意ください。――だ、そうです。ロンダラーな方々は全員がこの審査の対象外となりますように。


 もうひとつの不正は短編部門で、最初は大幅に文字数を超過した作品を投稿して評価とPVを稼ぎ、人気になったところで1万文字以内に編集すると言う荒業を駆使する人がいるのだとか。こっちも運営さんが対応してくれるといいですよね。


 いい加減、不正をしている人は気付いてください。そんな不正をする手間があるなら、その分小説本文を磨くべきです。時間の使い方を間違っているぞと。

 大体、不正で読者選考を通ってもそこ止まりですよ。不正をしないと読者選考も通らない程度の実力で二次審査を通ると思いますか? 否! 断じて否です!

 

 正攻法で読者選考を通った人でもその先に進むのは難関中の難関ですのに。不正をしている人は何を目指してるの? 読者選考さえ突破したらそれでいいの? 到達点そこなの? 書籍化を目指してんじゃないの? プロを目指しているなら、なおさら不正に手を染めるべきじゃない。不正の底上げなんて何の意味もない。

 

 不正で順位を上げている作品にだって普通に応援している人もいるでしょう。その人達を裏切ってますよ。……って、そう言う気持ちがあったら最初から不正なんてしてないか。


 今回怪しい事をしている皆さん、書籍化を目指しているなら即刻やめましょう。次回以降も止めましょう。どうか次のコンテストが不正のない綺麗なコンテストとなりますように。

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