どこまで設定を深く作り込むか
ある日、ツイッターのTLを眺めていると、創作系アカウントが異世界ファンタジーを書くに当たって、時間の単位等が現実のものを使うのに違和感を感じていらっしゃったんですよ。
1分と言う単位、1時間という単位、1ヶ月と言う単位、1年と言う単位、異世界ならこれらが同じなのはおかしいと。完璧に異なる世界を描くなら、ここも独自の単位と考え方になってなければって言うんですよね。
一理あります。やっぱり異世界なのですから違う単位で違う分類、考え方である方がそれっぽいでしょう。
ただ、それを突き詰めると、読者に理解を強いる事になるんですよね。オリジナル要素を入れまくると、例えばこんな会話になっちゃいます。
「今日はアレルの日だからパウンタンの4分の1をファウルんしなくっちゃ。それと、ギオンの儀式にはドドロッティを5つピンピするのを忘れないでよ!」
「えええー。それってパウンが50かかるじゃない。レギドしちゃうよー」
こだわりまくっちゃうと、こんな感じになっちゃうでしょ。初見の人には意味が分かりません。この会話文は私が適当に即興で書いたので、最初から全く無意味なものなのですが(汗)。
異世界だからオリジナル要素も必要ですけど、共通要素は現実世界と一緒でいいと思うんですよね。あのほとんどオリジナルの世界を構築したオネアミスの翼でさえ、パンはそのままパンだったのですから。
そもそも、決定的にこだわるなら物語の表記自体を異国文章の翻訳の体で独自の文体で書くぐらいにならなくちゃですしね。頑張ったら書けるかもですけど、読者誰もついてこないよー。
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