スポーツ系の話で一年目に主人公が優勝したとして……
最近(※執筆時)某スポーツ系マンガで2年目のインターハイの結果が描かれましたよね。ネタバレもアレなのでかなりぼかしますけど、その結末を読んで同じ事を繰り返す場合の結果の描き方について考えてしまったんです。
プロの場合は、作者の構想が決まっていても編集の思惑が絡んでくるので思い通りに描けるとは限りませんよね。だから商業誌の試合モノの結果は編集の認可を得たものだと認識しています。必ずしも作者の意向そのままではないと。
某漫画も、もしかしたら編集側の要請でそう言う結果になったのかも知れません。分かりませんけど。
大体、主人公側もライバル側もどっちが勝ってもおかしくないドラマを展開させていたんですよ。これ今回は今回負けた側を勝たしても良かったんじゃないかって思わせる展開で(ほぼネタバレ)。
やっぱりいきなり1年目で優勝させる話はね、2年目、3年目の展開が難しいですよね。全て優勝させると何だか出来レースみたいになっちゃうし。3年目まで見据えるなら3年目に優勝するパターンがお約束かな、なんて思っちゃうんですよ。今の時代、そう言う展開は受けないのかもですが。
勿論全て優勝でも魅せ方次第ではアリなんですよね。1年目は偉大な先輩がいたから優勝出来た。2年目は偉大な先輩と優秀な後輩のおかげで優勝出来た。3年目は主人公達が最上級生として後輩メンバー全員を引っ張って優勝出来た。と言う感じで。
ただ、全く負け知らずは個人的にはどうもなあって思ってしまいます。小さな大会で負けて、本番の大会で優勝させるとかがお約束なのかな。
そこで魅力的なライバルを作ってしまうと、そのライバルにも勝って欲しいって考えてしまいますよね。自分で書くならあんまり常勝にはしないかもです。部活モノに限って言えば、ですが。
個人で書くWEB小説の場合は1年目で優勝してそれで完結と言うのもアリなのかも。あんまり3年みっちり描写する作品ってないですよね。きっとそれやっちゃうと100万文字コースですし(汗)。
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