ドラゴンボールを小説で表記したらあの爽快感は維持出来るだろうか?

 ジャンプの名作漫画にドラゴンボールって作品がありますよね。特に中盤に入って格闘がメインになってからは一瞬で読める作品として有名でした。卓越した作画技術でスピーディに話を読み進められます。1話を読み終えるのに1分かからない話も多かったように思います(※個人の感想です)。


 パラパラパラっと読めるとは言ってもその一コマ一コマの情報量が薄い訳ではありません。すごい格闘の攻防戦を繰り広げながら、なおかつあっと言う間に読めてしまうんです。それは漫画の表現技術の到達点のひとつとも言えるでしょう。


 もしドラゴンボールの格闘シーンを小説化した場合、あの漫画の読後感と同じものを再現出来るだろうかと私は思ったんですよ。文章で格闘を表現するのは出来なくはありませんし、格闘小説の名作もたくさんあります。

 ただ、ドラゴンボールの物語を小説で書いてあの格闘シーンを詳細に文章化すると、漫画と同様の爽快感を再現するのは難しいんじゃないかなーっと思うんですよね。


 文章になるとそれぞれの要素をしっかり描写しなくちゃいけませんし、格闘シーンの場合は体の動きや打撃の威力、表情の変化、心理戦など、詳細に描写しなくてはいけない部分が多くなりすぎるんです。どうしたって1話1分以内で読み終える情報量では済まない事でしょう。


 と、私は思うんですけどね。書ける人は書けるのかなぁ。書けるとしたらすごい文章センスのある人だろうなぁ。ぼくにはとてもできない。

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