地の文を物語に合わせるのも大事やね

 地の文って大事ですよね。作風にピッタリ合っていれば作品をより際立たさてくれます。童話は大人が子供に語り聞かせるように、ハードボイルドはひたすらにかっこよく、純文学は難しい語彙や表現を駆使し、ラノベはとにかく軽く……。


 地の文を作品に合わせて適切に書くと言うのは感覚でうまく書ける人は問題ないと思いますけど、そう言う能力のない人は試行錯誤になりますよね。もうちょっと軽い方がいいのかな、とか、こうちょっと重い方が合っているのかな? とか。

 内容と合っていないと相乗効果が得られず、ただその出来事を描写しているだけ、みたいに感じになる気がします。自作とかその通りなんですよね、たはは……。


 私の作品の地の文の書き方、文体、人称視点は適当です。書いていてしっくり来るなって思ったらそれで行きます。物語に本当に合ってるかどうか、きっと考え始めたらいつまで経っても物語を書き始められない気がします。優柔不断なので。


 一人称の場合は主人公視点でしょうけど、三人称の場合は誰か語り部がいる場合と、神視点と、多分他にもありますよね。私は自作『最初魔法使いマールの日常』でメインキャラの使い魔の視点で地の文を書こうと試みたのですが、結果は見ての通りです。


 一人称でメイン視点の変わる作品は読んだ事がありますが、三人称で語り部が変わる作品は読んだ事がないので、この試みがうまく行けばウリのひとつになったのかも知れません。使い魔自体留学編でほぼ出ない設定になっちゃいましたけど(汗)。


 色々試行錯誤して、物語にぴったり来る地の文が書けるようになれたらいいな。

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