ただで読ませてやっている思想

 たまに、たまぁ~にですが、エッセイとかを読んでいると目にする言葉に「こっちは頑張って書いているんだぞ、それをただで読ませてやってるんだ」的な思想をぶっちゃける人がいます。す、すごい……ぼくにはとてもかけない。

 この人が言いたいのは、だから評価をよこせって事なんですけどね。自分の文章に絶大な自信を持っています。いやあ、このくらい言える人じゃないとプロを目指すにしてもやっていけないのかも知れません。


 って言うか、昔ならいざ知らず、今は簡単に有料で自分の作品を販売出来ますよね? ただで読まれるのが嫌なのなら、電子辞書で出版したりnoteで有料記事にして売ればいいのではないでしょうか。

 私からすれば、何故無料で読める場所で無料で公開しておきながら不満を口にしているのだろうと思ってしまうのです。自分の文章に価値があると信じているなら、そうするべきではないのかなと。


 その作品を完成させるのにすっごく調べて、すっごく悩んで、すっごく手間を掛けたのだから、読む方もその対価を払うべきと言うのは、気持ち的には分からなくもありません。

 ただ、そう言うのは読む側に伝わってナンボなのです。伝わっていないから結果に繋がっていないのです。頑張って作ったと言う制作側の努力なんて、読み手側は特に配慮しないものです。頑張っただけで評価されるなら、あちこちにプロが存在しているはずです。


 実際、その人が満足する評価を得る作品を書けていたならそう言う愚痴は出ないものですよね。思い通りの結果が出ていないから愚痴になる。そう言う愚痴を書いている時点で色々と察してしまいます(汗)。


 自分の文章に価値があると思うなら、読者が無料にあぐらをかいていると思うのなら、そうやってずーっとストレスを感じながら書き続けるのは精神的にとても辛いと思います。

 なので、そう言う人は他のサイトを利用するとか、自分で作品を販売するとか、カクヨムだけに固執せずに他の道を模索してみては如何でしょうかと提案させて頂きたく思う次第なのでございます。

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