変わっていくのを恐れないように
自分の執筆スタイル位がある程度固定化してしまうと、中々他の表現方法を試さなくなりますよね。執筆を始めた頃はきっと色々試してしっくり来るものを探していたはずなのに。自分の作品はこうだと決めてしまうと、やがて時代がその方法を求めなくなった時に置いていかれるような気もするんです。それが味になるなら良いのですが。
漫画の話になりますが、時代に取り残されると言うのは話の流れもそうですが、基本的には絵柄です。絵柄がちょっと古いんだよねーって事で敬遠されてしまうんですね。勿論そんな人ばかりではないのですけど、そう言う人も出てきてしまうと。
私は小説に関しては詳しくないので、そう言うトレンドが小説にあるのかどうかは分かりません。ただ、小説もまた時代を写す鏡になっている部分はあると思うんです。その時代の流れから新しいジャンルが生まれ、その最先端としてWEB小説があるのですから。
これからもどんどん時代は流れ、従来の方法を踏襲するだけではどんどん過去の遺物と化していくでしょう。勿論大事にしたい部分はそのまま大事にしていくべきだとは思いますけど、それ以外の部分は新しい流れを取り入れられるだけは取り入れるべきなのではないかなと思うんですね。
先の漫画の話で言えば、貪欲な人はちゃんと時代のトレンドに合わせた絵柄に挑戦しているんですよ。ファンからすれば変わらないでいて欲しいって人も当然出てきてしまいますけど。ただ、その意欲は素晴らしいですよね。それに絵柄は確立されて変わらなくても、物語は流行りに乗っかる漫画家の人も多い訳です。お仕事ですからね、売れないジャンルを書いても仕方がない話で。
と言う訳で、自分はこう言うものだと決めつけて他に挑戦しないよりも、色々と新しいものに挑戦し続ける方が可能性も広がっていくのではないかなーと思うのです。趣味で書く分にはあまり気にしなくていい話かも知れませんけど。
時代に即して変化していく良さもあれば、この道一筋のいぶし銀の良さもありますしね。
ただ、PVが増えないと嘆く人はつまらないこだわりを捨てて流行に媚びるのも手のひとつかなと思ったり思わなかったりなのです。変わったっていいんですよ。むしろどんどん積極的に変わっていこうくらいの勢いで。
――と、自分に言い聞かせる私なのでした(汗)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます