WEB小説は読みやすさが命、かも

 WEB小説って横書きですよね。しかもモニタ画面で読むものです。ここが一般の紙媒体の小説との一番の相違点です。この違いが何をもたらすか。そう、文字ばかりがギュウギュウに詰まった作品は内容が面白くても敬遠されがちだと言う事です。目がチカチカして疲れますものね。かつては私も文字が塊の作品は読まずにブラウザバックしていましたもの。


 これが紙媒体の縦書き小説だと読めるんです、普通に。そりゃ文字がギュウギュウだとスラスラとまでは行きませんけど、モニタ上で読むよりは遥かに目が疲れません。自ら発光するモニタと、光がないと読めない紙とは目に対する負担がそもそも最初から違うんですね。


 で、WEB小説なのですけど、基本モニタで読む作品です。プリントアウトすれば紙で読めますけど、多くの人はそんな手間を掛けずにモニタ上で読む事でしょう。と、言うことはつまり、読みやすさを考慮に入れないとまず読んでもらう、その第一段階にも入ってくれないと言う事になります。当然ですね。


 そうなると考えなしに文字を詰めて執筆してしまうのは悪手と言う事になります。適度に改行し、適度に空行をはさまないといけません。

 いや、いけませんって断言するのもアレかな。そうした方が読みやすくなって読者受けが良くなります。私の今の執筆スタイルもそうすべしって書いていた創作論に習っています。確か文字の塊は5行くらいまでにした方がいいよって感じの内容でした。


 読みやすいと必ず読まれると言う訳ではありませんが、読みやすさは基本かなと思います。面白い作品なのに文字を詰めすぎてるだけで読まれないと言う作品もある気がするんですよね。それは勿体ないかなあと思うのです。

 まず読みやすく文章を揃えて、そこから面白い話を展開させる。これが基本かなぁと。


 ちなみに縦書きビューワーで読むと文章が詰まっていても割と楽に読めます。私が最近文字の詰まった作品も読めるようになったのは、このビューワーのおかげなんですヨ。

 なので、カクヨムさんには是非とも公式で縦読み機能を実装してもらいたいなと思っています。

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