創作小説、外側から作るか?内側から作るか?

 タイトルはパクリですが、どう言う事かと言うと物語をキャラから作るか世界観から作るかと言う話なんです。外側から作るって言うのが設定で、内側からがキャラ。これは誰かがそう言っているのではなく、私が考えた言葉です。既に誰かが似たような事を言っているのかも知れませんけど。


 私の場合は圧倒的にキャラから作るんです。と言うか勝手に降りてくるんです。テーマから着想する人は逆になりますよね。皆さんはどちらですか?

 多分、書く物語によって変わる人が多いのではないかと思います。絶対キャラから作るとか、絶対世界観、設定から作るって固定している人の方が少なそう……。


 キャラから作る利点は、キャラの動きに合わせて物語を設定出来る点ですね。なのでキャラを自由に出来ます。ある程度書くのは楽です。魅力的なキャラを作るのでしたらキャラ中心に考えた方がいい感じに出来そうな気がします。

 デメリットは物語をしっかり構築するのが難しいところでしょうか。キャラを自由にさせた結果、設定に矛盾が出てきやすい。最初の頃と物語終盤では話の流れが全然違うなんて事もザラです。世界観が犠牲になってしまうんですね。


 世界観から作ればメリットデメリットが正反対になります。キャラの自由を失う代わりに世界観は保たれる。伝えたいテーマが明確であるならば、この書き方をするべきなのでしょう。


 キャラを中心にするか、世界観をしっかり守るか。それは訴えたいものの重要度に応じて判断すればいいかと思います。そう言う風に器用に書けるのであれば、ですけどね。


 私はキャラ中心にしか書いた事がなかったので、世界観を重視する人の創作論を読んでちょっとしたショックを受けました。ただ、その人はその書き方を熱心に追求するあまり、キャラを軽視した考え方を持っていたので、そこは受け入れ難いなあと思ったものです。


 きっと性格的なものとか好みとか向き不向きなどがあるのでしょうね。私はどちらもありだと思っておりますですよ!

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