OVA版ジャイアントロボを参考に
私が今までに見た作品で一番面白いと感じた作品がOVA版ジャイアントロボの1話~黒いアタッシュケース~なんですね。この面白さを分析すれば面白い作品を書く事も出来るのではないかと、ある日思ったんです。
この作品はジャイアントロボがベースにはなっていますが、ストーリーはオリジナルで横山キャラが勢揃いのある意味横山版アベンジャーズとなっております。横山光輝キャラが敵と味方に別れ、ロボ戦やら超能力戦を繰り広げるのです。見ていない方には強くオススメする作品です。
今回は創作の話なので本作の魅力はそれほど語りません。ただ、見ていて胸がワクワクする作品だと言う事は伝えておきたいと思います。私も大した作品を書けていませんので机上の空論になってしまいますが……(汗)。
さて、ジャイアントロボの魅力と言えばロボの活躍です。普通の作品ならこれがクライマックスにくるのですが、ロボの場合はいきなりロボの活躍から始まるんです。
何故主人公の草間大作少年がロボを操縦しているのか、何故アタッシュケースを持っている博士が狙われているのか、そもそも何故博士が敵であるBF団に追われる事になったのか。そうして何故その危機を国際警察機構はキャッチ出来たのか。それらの疑問には一切説明がありません。何もかも分からないままにいきなり重厚感のあるロボ戦が始まるのです。
小説に限らず、物語の1話って大抵の場合舞台設定の説明が多くてつまらない場合が多いじゃないですか。だから敢えて説明は省いて、最初から一番の見せ場を持ってくる。説明はその見せ場の描写が終わってから、と言う見せ方もアリなのではないかと私は思うのです。
WEB小説の場合はとにかく掴みが大事って言われますよね。1話が読まれなければそれ以降の話もとにかく読まれません。そう言う傾向があるからこそ、一番読んでもらいたいシーンを力を入れて冒頭に持ってくる。作者の向き不向きもあると思いますけど、試しに一度そう言う書き方をして様子を見るのもいいんじゃないかなと思います。
ジャイアントロボから学ぶべき事は他にもたくさんある気がしますが、また何かに気付いたらネタにしたいと思います。全てはビッグファイアのために!
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