キャラ重視は母親視点、物語重視は父親視点?

 物語を描く人には2つのタイプに分けられると思います。分け方にもよりますが、今回はキャラ重視と物語重視で分けたいと思います。


 私は創作をする人はみんなキャラ重視だと思っていたんですよ。実際、漫画だとキャラが重要だって言いいますよね。私の場合、創作は漫画から入ったので今でも多分そっちよりの思考をしています。最初に構想した筋書きがあっても、キャラがそのように動かなかったらキャラの好きに任せようというタイプ。


 ドカベンの水島精二先生がいい感じでスイング出来る絵が描けたのでそれをホームランにしたなんて話もありますが、あんな感じ。だからプロットもすごく大雑把です。結果は変わらないにしても、そこに行き着くまでの道筋は成り行き任せです。映画で言えば役者のアドリブで物語を書き換えていくようなああ言うタイプ。


 で、物語重視の人はその逆で、設定された物語を重視するタイプですね。確実な答えははっきり決まっていて、キャラにアドリブを許さない。与えられた脚本を一字一句間違えないように指導するタイプ。映画監督にもこのタイプの人がいますよね。漫画家でも多分いると思いますが……。

 世界観重視と言えば手塚治虫先生がそう言うタイプだと誰かが言っていたような気がします。本人の口からの情報じゃないので、そう言う印象があると言う事なのでしょう。本人も言っていたのかもですが。


 ずっと例に出すのが漫画だとか映画ばかりですみません。小説で例えられんのです。あんまり小説は読まないので。ただ、小説家には物語重視の人の方が多そうな雰囲気を感じますね。創作論でもこのタイプの人の創作論を読んだ事がありますし。


 で、思ったんです。キャラ重視ってキャラを大切にするから子供を大切にする母親視点なのではないかと。物語を重視するのは結果やそれまでの業績などを大事に考える父親視点なのではないかと。


 だから何? って言われたらそう感じただけの話なんですけどね。このカクヨム日記は創作論ではないのでこう言う事も書いたりします。日記ですから、はい。

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