日々徒然カクヨム日記

ラノベはポルノ

　センセーショナルなタイトルですけど、ラノベがエロいものと言う短絡的な意味じゃないですよ。そりゃあエロ要素が標準装備的なラノベは多いみたいですけど。

　ほら、フードポルノって言う言い方があるじゃないですか。そう言う何とかポルノのカテゴリに入ると思うんです、ラノベって。

　何故かと言うとラノベって読者を気持ち良くする事を第一に考えられているからです。そう言うラノベしかヒットしないって言うか。ヒットしないからそう言うラノベばかりになっているんですよね。

　昔はもっと色んなパターンのラノベがありましたよね。硬いのやら柔らかいのやら、難しいのやら簡単なのやら。そうして読者が選んでいった結果が今のテンプレラノベと言う訳です。

　表紙はアニメ絵で物語はテンプレチーレムでノーストレス。内容は軽くて読んでいて笑ったり興奮したりスッキリしたりする事はあっても難しくて重いテーマはなし。

　結果として今のラノベは好きな層には好かれて、好きじゃない層には敬遠されるジャンルとなってしまいました。まさにポルノ。どうも女子には基本的にラノベは好かれないそうですよ。カクヨムの某エッセイにそんな記述が……（汗）。

　小説家が売れない時にポルノを書いていたって言うのが昔からの小説家黒歴史の定番でしたけど、今の小説家の場合、売れない時期にラノベを書いていたって言うのが黒歴史になる、そう言う時代が来るのかも知れません。

　いや、だからどうこうって話でもないんですけど……。

　今後、ラノベはどうなってくのでしょうね。このまま先鋭化していくのか、それとも一般的に広まっていくのか。書き手としては後者の流れが望ましいと言えるのですけど、今の流れのままだと支持層が増えるかどうかは微妙な感じがします。

　挿絵のアニメ絵は変えられないにしても、もっと色んな展開の物語がヒットするようになると一般的に受け入れられるようになるのでしょうか？　

　本来ＷＥＢ小説ってその可能性を模索出来る最後のジャンルとした始まったと思うのですが、結局ヒットしているのは従来と同じパターンって言うね。

　この結果を見る限り、流れを変えると言うのは簡単な話ではないと言う現実を突きつけられてしまいますね。