作品を削除するのは
私はしないのですけど、書き手によっては頻繁に行われるのが作品の削除です。削除の理由はそれぞれで、公募に応募するから削除しなくちゃいけないと言う必然的なものから、PVが動かない、読まれないから消すと言う書き手の精神的ストレスが原因なものまで枚挙に暇がありません。
そりゃ作品の扱いに関しては書き手の自由にしていい分野ですから、削除したいと思えば遠慮なく削除していいとは思います。思いますけど、ぽんぽん作品を気軽に削除されるのは読者側視点から言うととても残念に思います。
折角興味深く読んでいたのに途中で突然削除されて続きが読めなくなった……こう言う経験が続いてしまうと、その人の新作が公開されてもまたこの作品も途中で削除されるのではないかと敬遠されるようになると思うんです。実際、削除癖のある人は頻繁に削除する傾向にありますからね。
書かれても読まれないから削除→公開してもまた削除しそうだから読まない→結局読まれないから削除の悪循環スパイラルが発生してしまいます。こう言うのは本当に残念ですよね。
頻繁に作品を削除する人はある意味無責任とも言えます。結果的にすぐにエタる人と同じくらい信用をなくしてしまうんじゃないかと思うんですよね。エタる人は何かのきっかけで続きが書かれる可能性もありますけど、削除はもう二度と読めないのでこちらの方が印象が悪くなる可能性もあります。
近況ノート一覧を眺めていると、更新報告とレビューお礼の次に作品削除報告が多い気がします。何だか淋しいですね。
精神的ストレスで作品を削除する削除癖のある人は、公開する前に完結まで書ききって、自信のある作品だけ公開するといいのかも知れません。それでも人気が出なかったらさくっと削除してしまいそうですけど(汗)。
人によっては公開作品が多くなったので整理しますって言う人もいます。それも考え方のひとつではありますけど、削除する作品の読者がいるかもと言う視点も考慮して欲しいですね。
削除癖のある人の感覚って陶芸家が出来の悪い作品をパリンパリン割るような感覚なのかも知れません。それはまだ商品棚に乗る前の段階なので構わないのですが、ネット小説で作品を削除するのは売り場にある商品をその場で処分してるようなものですからね。お客さんが買いに来ている目の前で。
本人が賞味期限が切れたと思っていても、それを好きな人、それを求めている人がいるかも知れないのに……。
削除なんて作者の自由、それは重々承知してますけど、出来れば一度公開した作品はよっぽどの事がない限り削除しないで欲しいなと私は思います。
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