第4回「黒崎一護と朽木ルキアの関係性は何か?」お題「BLEACH」

「あのBLEACHがこの秋には終わる」


 なかなか衝撃的なニュースです。ブリーチ好きだったんですけどね。まぁ最近の展開はお世辞にも良いと言えませんけど。


 でも「よく、昔のBLEACHは良かった」と言われます。自分もそうです。昔のブリーチは王道少年漫画やっていたので好きだったのです。じゃあ具体的にどこが良かったのかというと思い、振り返って見ました。中2病的な表現か?SS編の熱い展開か?とか作者の単行本のオサレポエムか?とか「卍解」なのか?とか


 昔のブリーチを振り返って1つ思ったのは「自分は一護とルキアの関係性が好きだったんじゃないか」と思いました。


 ブリーチは虚退治をするためにSSから現世に派遣された、死神である朽木ルキアが、ある理由で高校生の黒崎一護に「死神の力」を渡す所からスタートします。そして一護は「死神代行」になり、死神の力を失ったルキアのサポートを受けながら虚退治を行います。


 その一護とルキアは関係性は何なのか?ルキアは当然、一護の彼女ではありません。友人という表現も若干の違和感を感じます。死神の後輩と先輩というのもなんか違います。


 一護曰くルキアは「大切な仲間」と言っていました。あの二人はそうパートナー。「死神代行」業の仕事をやっていく上での大切な「相棒」だったのです。


 だから時にはケンカしながらも、なんだかんだで、お互いに相棒の事を命懸けで大切にしているという、あの感じが好きだったんです。


 映画・アニメオリジナル展開だと、原作とパラレルの話なので、原作にはない、一護とルキアが一緒にちゃんとあの黒装束の衣装着て死神の仕事やっているシーンがよくあったので、そこもワクワクしました。


 一護とルキアは男と女で、お互いの事をとても大切にしているんだけど、決して「恋愛関係」ではない。あくまでパートナー、「相棒」である。こんな感じの男女の「相棒」が出てくる作品は他にも結構ありました。(続編とか外伝で結ばれているのは今回なしで考えます)



・冴場リョウと槇村 香  (シティー・ハンター)


・フォックス・モルダーとダナ・スカリー(Xファイル)


・篠原遊馬と泉野明(機動警察パトレイバー)


・後藤喜一と南雲しのぶ(機動警察パトレイバー)


・真山徹と柴田純  (ケイゾク)


・上田次郎と山田奈緒子(TRICK)


・瀬文焚流と当麻紗綾(SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜)


などなど・・・。上に挙げたのは自分の好きな作品というもありますけど、男女の「相棒」が出てくる作品はこんな感じです。当然、他にもあります。


 他にも「ドラゴンボール」の原作初期は悟空とブルマは相棒という感じですし、「幽遊白書」の浦飯幽介とぼたんとか、「ブラックラグーン」のレヴィとロックも相棒です。そういう決して恋愛関係とまではいかない男女のコンビが出てくる作品が結構世の中にあり、どれもファンが大勢います。


「名探偵コナン」の「工藤新一と毛利蘭」の幼馴染カップルより、「江戸川コナンと灰原哀」のあのお互いの事を理解している相棒的な関係性に魅力を感じるという人も多いと思います。


 古今東西、いろいろな作品に男女の「友達以上恋人未満」のキャラクター達は出てきます。あくまで恋愛関係とまではいかない。だけど、お互いの事を理解して大切にしている。そういった恋人ではない男女の関係性に憧れている人達が世の中には大勢いるのではないかと自分は思いました。

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