1話がピークの作品と序盤がつまらない作品

 作品って、総合的に面白いものでも1話から面白い作品と、最後まで見たら面白い作品がありますよね。序盤は設定の説明に費やして、後半で弾ける作品とかもありますし。

 で、最近はコンテンツが多くなりすぎて序盤に切っちゃう人も多いでしょう。難しい話ですよね。物語後半で面白くなる作品、どれだけお客さんを取りこぼしているのやら。


 1話から飛ばしている作品でも、逆に話が進むにつれてどんどん勢いが弱まると言うパターンも少なくありません。そうなると結局どんどん離脱しちゃうんですよね。人気を持続させる事の難しさを感じます。


 消費者ってのは我儘です。読み専の人のエッセイを読むとそれがよく分かります。あんまり判断がシビアだと、多くの作品を読んでいても最後まで読み終えた事はないんじゃね? とすら思ってしまいます。ちょっとでも好みからずれたら読まなくなるみたいですから。

 漫画の単行本でも、初期の数巻は買ってたみたいな人をたまに目にしますし。逆に、買い始めたら完結まで追いかけるって人の方が少数派だったりするのかしら?


 長期連載作品の場合、話が長くなるほど『引き伸ばし』を感じて離脱する人も増えてしまうみたいです。や、勿論必要な描写だったりもするのでしょうけどね。人気作品になってしまうと簡単には終わらせられない大人の事情も絡んできて……。

 ラノベもアニメ化されるような作品て話が長くなりがちじゃないですか。作者先生がノリに乗って書いてるならまだいいのですけど、エラい人からの要請で話を伸ばしているとしたら……内部事情は全く知らないのですけどね。


 どんどんつまらなくなってしまうなら、人気絶頂の時に終わらせるのもいいと思うのですよね。鬼滅の刃がものすご勢いであっさり完結しましたけど、ああ言うスタイルの作品が増えてくと良いなと感じます。長くても10年くらい続けばもういいんじゃないかなぁ。

 筆が遅い人は、それ以上続いてもまぁしゃーないですけど。


 人気作品を作るって大変ですよね。最初から人気を出して、最後まで面白さを持続させろって言うんですから。もしそれを達成出来たとしても、その一作品だけで力を使い切っちゃいますよ。

 長編を何作もヒットさせている先生とか、まさに神の領域ですな。


 えっと、何の話でしたっけ。そうそう、1話から面白い作品と後半でエンジンがかかる作品ね。後半から面白くなる場合もあるんだから序盤で切るのは勿体ないよって言いたかったんですよ。あ、これはアニメの話。

 でも、そうやって最後まで見てガッカリって作品もまた多いのですけどね(汗)。

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