忘却バッテリー
この作品は、『少年ジャンプ+』2018年4月26日更新分から連載中のみかわ絵子先生の漫画が原作の作品です。私は原作を未読なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかは分かりません。ごめんなさい。
ジャンルは野球漫画ですね。元実力派選手が記憶喪失になってしまったと言う設定で、そこからまた努力して才能を磨いていくと言う展開になります。スポーツモノだと割とよくあるアレなやーつ。
記憶喪失スポーツモノで一番最初に思い浮かんだのが『REーMAIN』でした。これはかつて水球のエース選手だった主人公が記憶を失って奮闘する話でしたよね。奇しくも制作は同じMAPPA。MAPPA、スポーツアニメ作りすぎじゃね? そのどれもクオリティ高いし、やっぱMAPPAすげーわ。
記憶喪失モノの利点は、喪失キャラがスポーツ初心者に戻るので、そのスポーツの魅力やルールなどを最初から自然に視聴者に説明出来ると言う所。この作品でもその利点を最大限に活かしています。
今はどんどん面白くなっていってますけど、序盤はちょっと勢いが空回りしていたのが勿体ないですね。勿論原作ファンは序盤からしっかり食いついたと思いますけど、アニメ初見勢は1~2話で切ったかも知れません。う~ん。勿体ない。
惰性でいいから5話までは見て欲しいところです。その辺りから化けるから。めっちゃ面白くなるから。
この作品、メインの野球のシーンはむっちゃクオリティ高いんですけど、ギャグシーンも野球シーンに負けないくらい凝ってます。超サイヤ人化するシーンとか東映の人呼んできたの? ってくらいクオリティ高かったですし。テンポも最高でした。
だからこそ、あのパイ毛ギャグは敢えて外してるんだなと言うのが分かります。原作勢の人の説明によると、アレにも意味があるようで。その意味が明かされるのを楽しみにしておかねばっ。
メインキャラは全員何かしらの問題を抱えていて、だから野球部のない高校に進学していたんですよね。そこから、彼ら一人一人がその問題に向き合って克服していく。いいねえ、青春だねえ。アツいねえ。そう言う作品です。やっぱスポーツモノはこうでないとね。
絵柄とか作風で敬遠している人もいると思いますけど、そう言うのが大丈夫な人は是非見て欲しいです。きっと気に入ると思いますよっ。
アニメのクオリティは高いです。流石はMAPPA。隙がありません。作画崩れもないし、演出やテンポも適切です。シリアスシーンは本当に迫力がありますし、ギャグシーンはしっかり笑えます。これ大事。
この作品、クオリティで文句を言う人はいないんじゃないかな。
この作品は原作ファンや野球アニメが好きな人にオススメです。部活モノが好きな人も楽しめる事でしょう。ギャグが笑えるので、コメディを求めている人にも合うかも。
今のところ女っ気が全くないので、恋愛シーンを期待している人には向かないかな。後は、絵柄や作風が合わない人は無理に見なくてもいいと思います。
私は毎週楽しく見ておりますよっ。尻上がりでどんどん面白くなっていますね。
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