日々徒然趣味日記

バーテンダー 神のグラス

　この作品は、２００４年から２０１１年まで『スーパージャンプ』で連載され、同誌の休刊後に『グランドジャンプ』に移籍し、２０１１年１号から３号まで連載された原作：城アラキ先生、漫画：長友健篩先生の漫画が原作のアニメです。

　私は原作を未読なので、アニメが原作通りなのかアレンジされているのかは分かりません。ごめんなさい。

　この作品、アニメ化は二度目なのですね。２００６年の秋に放送された一度目の方は記憶にないので、多分見ていないと思います。それと、２０１１年の冬にドラマ化もされているみたいですが、当然こちらも見ておりません。なので、全くの初見勢でございます。

　物語は一人の天才バーテンダーを通して見る人間模様――と言うところでしょうか。所謂ヒューマンドラマ系の作品ですね。割とお酒のうんちくが入ってくるのが大人の作品とも言えます。そりゃドラマ化もされますわな。ドラマ化に向いているジャンルですもの。未見なのでどんな感じだったのか想像もつきませんけど。

　バーテンダーと言えば、かっこよくシェイクしてカクテルを作るイメージがありますよね。この作品でも、カクテルを作る時のアクションは結構カッコつけた演出をしております。ああ言うの、ちょっと憧れるんだぜ。

　お酒を使った作品だからか、作中には実際のお酒の銘柄もよく出てきます。サントリーが協力しているからなのか、サントリーのお酒が結構出てきますね。私はお酒を飲まないので、それが普通なのか贔屓されているのかは分かりません。どうなのかしら？

　お酒を飲まないついでに言えば、バーテンダーってお客さんにあそこまで関わるものなの？　とか思ったり。そこは物語ですからねえ。あんまり口出しをしないようなイメージはあるのですが、それも幻想なのかも。

　語られるドラマについては、たまにツッコミを入れたくもなるような展開もあったりしますね。ただ、作中ではそう言うものなんだよなと言う雰囲気で済まされてしまうため、何となく流されて見ております。野暮な事は言いっこなしって感じ？

　基本、綺麗にまとまっているので、もっとこう、人間性のリアルな話が見たいんじゃと言う人には物足りないかも知れません。まぁヒューマンドラマって基本そう言うものですしねえ。

　アニメのクオリテクィは普通です。無難でそつなく作られている感じ。物語の内容と同じく、落ち着いて見られますね。その分、視聴者を惹きつける強烈な個性的なものはありません。この作品を好んで見る人には、そう言うものは必要なさそうですけどね。なので、悪くはないです。

　このアニメは、原作ファンやヒューマンドラマ系の作品が好きな人にオススメです。バーテンダーに興味のある人や、バーに何かしらの思い入れのある人も楽しめるかと。

　お酒の絡む話ですけど、特に大人の恋愛ってのが主軸ではないので、そう言うのを求める人には肩透かしかも知れません。後、もっと過激な展開を求める人にも向かないかもです。大げさな出来事は起こりませんからね。暴力とも無縁ですし。

　私は毎週楽しく見ております。お酒に興味がないので、作中で得た知識も放送終了後にはすぐに忘れてしまいそうですけど（汗）。