ガールズバンドクライ
この作品は、東映制作のガールズバンドモノのオリジナル3Dアニメです。脚本はラブライブ! の花田十輝氏。今回の主人公はかなりめんどくさいのですが、そう言うキャラ造形もまた花田氏らしい感じがしますね。
アニメは3DCGで描かれているので、たまに人形劇っぽい動きになったりもします。まぁそこはしゃーないかなーと。違和感はあんまり感じないです、個人的には。
バンドモノではあるのですけど、主人公は最初乗り気じゃないんですよね。別に目的もあるし。他のキャラも色々と事情を抱えていて、一筋縄ではいかない展開を予想させてくれます(※執筆時)。主人公の事情が一番闇が深いのかも……。
人間的に問題があって面倒臭いからこそ、その鬱憤がバンド活動で昇華されてる感じなのでしょう。個人的にはバンド演奏には興味がなかったのに周りに流されてどんどんハマっていくと言う展開はそこまで好きではないのですけどね(汗)。
歌ってみたらたまたま才能があったから物語になってますけど……。まぁ物語ですしね、これ。
展開的に親にバンド活動がバレてからが本番だと思うので、それはまではどこまで言ってもバンドごっこって感じなのかも知れません。て言うか、メンバー全員乗り越える壁が設定されてますからねえ。それに、まだバンドメンバーは増える予定みたいですし、そのキャラもそれなりに闇が深いのだろうなあ。
最後は音楽性の違いで解散、みたいなオチには……ならんか流石に(汗)。
このアニメのメンバー、声の演技が棒っぽいところがあるなと思ったら、元々プロの声優さんではないみたいですね。道理で歌のシーンの方の馴染みっぷりが半端ない訳です。まずはバンドメンバーを選定して、歌の上手い人をオーディションでキャスティングしたんだろうなあ。
と言う事は、全員楽器演奏も上手いのかしら? 顔出しバンド活動もやっちゃってるのかしら? 音楽活動の方を先行してるらしいですけど……。キャラありきだからまだ顔出しはしてないんだろうな。知らんけど。
アニメのクオリティは高いです。シナリオでグイグイ引っ張るタイプなので、3Dアニメに抵抗感がないならすぐに引き込まれるんじゃないかな。流石は昔からプリキュアのエンディングで3Dをグリグリ動かし続けて東映さんだけはありますな。
後は動きがもっと自然になれば……。と言うのは贅沢な望みかしら?
この作品はガールスバンドモノが好きな人にオススメです。先行活動していた作品のファンにも当然オススメでしょう。面倒臭い主人公の作品が好きな人にも刺さると思います。
逆に、面倒臭い主人公がダメな人にはオススメ出来ません。3Dがダメな人もにも無理かも。割とギスギスしたりするので、それが苦手な人にも向かないかな? 後は声優さんがプロじゃないと嫌だって人にもキツいかも……。
私は毎週割と楽しみに見ています。声のぎこちなさも今では味に感じてますよっ。
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